柏市議会 > 2002-12-19 >
12月19日-08号

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  1. 柏市議会 2002-12-19
    12月19日-08号


    取得元: 柏市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-24
    平成14年  第4回定例会(11月定例会)    柏市議会平成14年第4回定例会会議録(第8日)                   〇                            平成14年12月19日(木)午後1時開議議事日程第8号 日程第1 議案(第1号~第14号)  日程第2 請願(87号、100号を除く)                   日程第3 請願(第87号、第100号)                    日程第4 平成13年度柏市歳入歳出決算の認定について                  平成13年度柏市病院事業会計決算の認定について                平成13年度柏市水道事業会計決算の認定について           日程第5 議案(第15号~第17号)                     日程第6 議員提出議案(第6号~第8号)                   日程第7 所管に関する事務調査の件                                                  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                             出席議員(36名)     1番 浜 井 達 男 君       2番 吉 川   洋 君     3番 小 林 敏 枝 君       4番 森 田 由 江 君     5番 林   伸 司 君       6番 田 中   晋 君     7番 中 沢 裕 隆 君       8番 山 内 弘 一 君     9番 海老原 久 恵 君      10番 市 村   衛 君    11番 古 川 隆 史 君      12番 塚 田 裕 也 君    13番 本 池 奈美枝 君      14番 末 永 康 文 君    15番 小 川 達 夫 君      16番 坂 巻 重 男 君    17番 宮 崎 浩 子 君      18番 塚 原 珪 子 君    19番 山 田 保 夫 君      20番 岡 田 七 郎 君    21番 山 沢 啓 伸 君      22番 山 田 一 一 君    23番 成 島   孝 君      24番 上 橋   泉 君    25番 青 木 裕 美 君      26番 渡 部 和 子 君    27番 野 村 洋 子 君      28番 川 崎 儀 一 君    29番 青 柳 直 樹 君      30番 池 田   昌 君    31番 西 富 啓 一 君      32番 日 暮 栄 治 君    33番 溜 川 良 次 君      34番 山 中 一 男 君    35番 千 葉 清 志 君      36番 永 井 康 雄 君                             欠席議員 な し説明のため議場へ出席した者   〔市長部局〕   市  長  本 多   晃 君     助  役  高 野 晴 夫 君   収 入 役  吉 野   勇 君  水道事業管理者  本 橋 方 正 君   総務部長  谷 萩 英 紀 君     企画部長  中 村 道 雄 君   財政部長  藤 原 詔 造 君   市民生活部長  福 島 正 博 君 保健福祉部長  益 田 武 一 君  保健福祉部理事  池 下 和 彦 君 児童家庭部長  池 田 圀 彦 君     環境部長  浅 羽 大 嗣 君   経済部長  川 鍋 利 雄 君   都市計画部長  平 川 善 仁 君 都市緑政部長  中 村 秀 雄 君     土木部長  綿 谷 徹 郎 君  下水道部長  張ケ谷 一 広 君     消 防 長  宇佐見 義 雄 君   〔教育委員会〕                             教 育 長  矢 上   直 君   生涯学習部長  芦 原   隆 君 学校教育部長  飯 田   肇 君                      〔選挙管理委員会〕                           事務局長  秋 元 忠 美 君                      〔農業委員会〕                             事務局長  清 水   治 君                      〔監査委員及び同事務局〕                      代表監査委員  渡 辺 義 一 君     事務局長  小 池 守 次 君職務のため議場へ出席した者   事務局長  小松崎 秀 武 君     議事課長  鹿 島 昭 夫 君  議事課主幹  菅 原 孝 弘 君   議事課副主幹  高 橋 京 一 君  議事課主幹  糸 坂 利 美 君   議事課主事補  岩 津 圭 介 君                   〇                      午後 1時開議 ○議長(西富啓一君) これより本日の会議を開きます。 ○議長(西富啓一君) 日程に入ります。                   〇 ○議長(西富啓一君) 日程第1、議案第1号から第14号の14議案を議題といたします。 議案第5号、第9号から第11号について、総務委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。岡田総務委員長。          〔総務委員会委員長 岡田七郎君登壇〕 ◎総務委員会委員長(岡田七郎君) 総務委員会に付託をされました各議案について、その審査の経過と結果を報告いたします。 まず、議案第5号、平成14年度柏市一般会計補正予算、当委員会の所管分についてを審査しました。委員から、地理情報システムのほかに雇用につながる方法がなかったのかという質疑があり、当局から、緊急雇用事業は市が行う事業で、委託事業で実施することである。その中で現実的な雇用確保を図った、あるいは特定財源確保を図るため、このような事業を活用したとの答弁がありました。採決の結果、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号、柏市長の給料月額の特例に関する条例の制定について、議案第10号、柏市特別職職員給与条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第11号、柏市一般職職員給与条例等の一部を改正する条例の制定についてを一括して審査しましまた。議案第9号について、委員から、市長の処分について10分の1、6カ月間給料を減じることをどのように計算したのか。損害額から考えたら受け入れられないと思う。もっと責任を持つべきではないかと思う。どう考えるかとの質疑があり、当局から、今回は管理者として責任を問う処分である。特別職の処分について決まりは特にないので、一般職職員の条例により減給処分の一番重いものにしたとの答弁がありました。 議案第11号については、委員から、給料表の改定に関しては枠外支給がある。6級では枠外支給人数68人、36.6%、7級になると50.6%である。本当のことが見えない。柏市の昇給昇格制度と給料表に矛盾がある。給料表をつくったらよいのではないかとの質疑があり、当局から、柏市はルールにのっとって昇給昇格を行っているため、国家公務員の給料表を使っているので枠外は出てくる。枠外支給をなくすためには、独自の給料表をつくらなければならない。今までは国家公務員準拠である。給料表に金額が書いていないが、柏市職員昇格昇給等の規則第30条に枠外の金額の設定の仕方が載っている。計算方法があるとの答弁がありました。採決の結果、議案第10号は全会一致で、議案第9号、11号は多数で、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。以上、報告終わります。 ○議長(西富啓一君) ただいまの報告に対し質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) 議案第2号から第5号、第8号、第13号、第14号について、教育経済委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。塚田経済教育委員長。          〔教育経済委員会委員長 塚田裕也君登壇〕 ◎教育経済委員会委員長(塚田裕也君) 教育経済委員会に付託されました各議案につきまして、その審査の経過と結果を御報告申し上げます。 議案第2号、示談の締結及び損害賠償額の決定について、議案第3号、専決処分、平成14年度柏市一般会計補正予算について、議案第4号、専決処分、平成14年度柏市公設総合地方卸売市場事業特別会計補正予算について、議案第5号、平成14年度柏市一般会計補正予算、当委員会所管分について、議案第8号、平成14年度柏市公設総合地方卸売市場事業特別会計補正予算について、議案第13号、平成14年度柏市一般会計補正予算、当委員会所管分について、及び議案第14号、平成14年度柏市公設総合地方卸売市場事業特別会計補正予算についてでありますが、いずれも市場関係でありますので、一括して審査いたしました。 委員から、事故の原因は井戸水の原水ではなかった、今後の水道代を含め、負担がふえることに対して将来的な計算をした上で水道に切りかえたのかとの質疑があり、当局から、市場も老朽化しており、今のまま原水を使用した場合、また事故が起こりかねない。井戸水の事故がもう1度起これば、柏の市場はほかから相手にされなく、つぶれてしまう可能性がある。そのような危機感があったため市の水道に切りかえた。井戸水は床清掃などに使うなどして、水道料金には配慮していきたいとの答弁がありました。また、委員から、補正予算で水道の本管工事の設計、引き込み工事は市外の業者であるが、入札の参加基準はどのようであったのかとの質疑があり、当局から、入札は契約課が主体的に対応した。今回は時期を急ぎ、しかも市場を休まずに営業中に工事を行う。安全かつ迅速な工事が必要であった。そのような条件で市内の業者も可能かどうか検討したが、内容的にも難しいことから、結果的に大手の業者になったと答弁がありました。また、委員から、取引停止による営業損失補助の補正予算が3,265万だが、営業取引再開の見通しはないのか。また、契約がまとまらない3件の対応はどうなるのかとの質疑があり、当局から、営業取引再開への努力はしている。また、市としては未来永劫に補償するわけにはいかない。期間を定めその間の損失を補助する。今現在も交渉している最中であるとの答弁がありました。また、委員から、委託先の管理会社の責任は法的にはどうであるかとの質疑があり、市場の水質のそのものの管理は柏市にある。水質そのものの管理が委託会社にあるとは仕様書からは読み取れず、管理会社には責任を追及することは困難である。今後は仕様書を細かくしたり、仕様の細目をつくることで、法的にきちんとした仕様書をつくっていきたいとの答弁がありました。また、委員から、公設市場のあり方を市全体の問題としてとらえる必要がある。また、耐震性や市場が開設され30年で、建築の老朽化問題がある一方、市民にとって公設市場は広域性から大変重要な施設である。つぶすか建て直すかの2つに1つしかないとの質疑があり、当局から、市の中枢部で担当部、企画などがきちんと協議する必要がある。また、補修、修繕の短期的な目、市場の必要性などの長期的な目を継続的にとらえていくことが大事であるとの答弁がありました。採決の結果、議案第2号、第3号、第4号、第5号、第8号、第13号及び第14号は、全会一致をもって可決及び承認すべきものと決しました。以上で報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) ただいまの報告に対し質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) 議案第5号について、民生環境委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。青柳民生環境委員長。          〔民生環境委員会委員長 青柳直樹君登壇〕 ◎民生環境委員会委員長(青柳直樹君) 民生環境委員会に付託されました議案につきまして、その審査の経過と結果を報告いたします。 議案第5号、平成14年度柏市一般会計補正予算、当委員会所管分についてでありますが、委員より、乳幼児医療対策事業の補正内容について質疑があり、当局より、通信運搬費483万円の内容は、申請書や今回の制度の案内文を送付する際の窓あき封筒、バーコードつきの返信用封筒の印刷、受給券の送付にかかる郵便料などである。また、委託料500万円の内容は台帳や申請書、受給券の作成、異動処理分の処理費、システム構築であるとの答弁がありました。また、委員より、乳幼児医療費自己負担分200円の無料化を考えているかとの質疑があり、当局より、まずは県の制度に乗って現物給付化を行い、どのぐらい経費がふえるのか状況を見ながら検討したいとの答弁がありました。また、委員より、電波障害対策で1件当たり費用は幾らとの質疑があり、当局より、月額600円の20年間で14万4,000円の維持管理費と引き込み経費5,000円で、1件当たり15万円弱と見込んでいるとの答弁がありました。また、委員より、電波障害に対する補償などの基準をつくっているかとの質疑があり、当局より例えば対策範囲内にある建物で既にケーブルテレビによるサービスを受けている部分は、電波障害による損失を受けないため、対策の対象としないといった具体的な方針を7点ほど整理しているとの答弁がありました。採決の結果、議案第5号、当委員会所管分は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) ただいまの報告に対し質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) 議案第1号、第5号から第7号、第12号、第13号について、建設委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。山沢建設委員長。          〔建設委員会委員長 山沢啓伸君登壇〕 ◎建設委員会委員長(山沢啓伸君) 建設委員会に付託されました各議案について、その審査の経過と結果について御報告いたします。 まず、議案第1号、柏市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、委員より、条例を制定する意味、管理責任について質疑があり、当局より、新鮮な水を利用者にお届けしたいということで、一たん水をためる貯水槽等についてもきちんと管理していただきたく条例を定めた。管理責任についてはあくまで設置者の所有物であるので、管理についても設置者にしていただくことになるとの答弁がありました。また、委員より、管理の状況に関する検査について、1年以内ごとに1回定期的に行うということであるが、簡易水質検査のようなものでよいのかとの質疑があり、当局より、規程の中で考えているのは簡易5項目でやっていただき、異常が発見されたら、さらに細かい検査をしていただくことになるとの答弁がありました。また、委員より、小規模のところなら直接給水に切りかえていった方がいいと考えるが、その取り組みについて質疑があり、当局より、衛生上の観点から考えると直接水道を引いていただく方がよいと考えているが、その改造費等の負担は設置者になるので、御了解が得られれば直していただくことに異存はない。今後は、直接給水への誘導について条件整備を図っていかなければならないと考えているとの答弁がありました。また、委員より、指導、助言及び勧告を行うことができるとあるが、どういう状態になったら行うのかとの質疑があり、当局より、条例では勧告までとなっているが、あくまで努力規定であって、指導とか勧告ということではなく、設置者との話し合いの中で御了解をいただきながら管理の徹底を図っていきたいとの答弁がありました。採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号、平成14年度柏市一般会計補正予算、当委員会所管分について、議案第6号、平成14年度柏市下水道事業特別会計補正予算について、議案第7号、平成14年度柏市柏都市計画事業南柏東口土地区画整理事業特別会計補正予算について、議案第13号、平成14年度柏市一般会計補正予算についてでありますが、本4案を一括して議題といたしました。 議案第5号、議案第6号、議案第7号について、委員から質疑はなく、議案第13号について、委員より、千葉県土地開発公社と柏市土地開発公社で取得する場合の事務費と金利の相違について質疑があり、当局より、事務費は千葉県土地開発公社が3%、柏市土地開発公社が1.5%である。金利については10月ごろでは千葉県土地開発公社が1.7%、柏市土地開発公社が1.75%であり、金利は千葉県土地開発公社が有利である。どちらで買収した方が有利かは、買い戻しの期間設定などが関係してくるが、仮に5年間で買い戻すと想定して試算すると、約4,800万円ほど千葉県土地開発公社が割高となるとの答弁があり、これに対し委員より、千葉県土地開発公社の事務費は柏市土地開発公社の2倍である。県は県なりの事情があるということは理解しているが、県が厳しいから仕方がないという態度はとるべきではない。柏市も県にも増して厳しい状態にある。こんぶくろ池公園整備事業は賛成の立場であるが、千葉県土地開発公社が取得する今回の手法は賛成できない。柏市土地開発公社で取得すべきであるとの意見もありました。また、委員より、柏市土地開発公社が先行取得した10.6ヘクタールの土地は、学校その他の公共公益用地などに充てることを予定していたが、学校用地については早期に取得する予定がないので、こんぶくろ池公園整備事業用地に充てる計画である。しかし、一方では平成16年度に柏市土地開発公社に依頼して学校用地を取得することになっている。これはどういうことかとの質疑があり、当局より、学校用地は必要であるが、今すぐ学校用地として買い戻すということと、こんぶくろ池公園用地に集約換地をして買い戻すことを比較した場合、学校用地については平成12年度から補助制度がなくなった。公園事業は補助制度があり、高い単価で買収した土地をできる限り早く買い戻すことが有利である。学校用地については、新たに買収する土地の一部を充てたいとの答弁がありました。また、委員より、区画整理は40%減歩で公共用地を生み出すことになっているが、こんぶくろ池公園は当初の公共用地に含まれていなかったのかとの質疑があり、当局より、公共用地率は約32%であり、その中には道路、公園、調整池などが含まれている。こんぶくろ池公園については、全体で18.5ヘクタールを確保することになり、これをすべて公共用地で充てると減歩率が40%を超えてしまうことや、保留地がとれなくなり国の補助金がなくなる。このようなことから、事業化することとなったとの答弁がありました。また、委員より、北部整備については長くなればそれだけ市の負担もふえるので、都市公団や千葉県に対し早く事業が進展するよう働きかけをすべきではとの質疑があり、当局より、地権者から早く進めてほしいという声があることも事実である。事業が進展するように都市公団や千葉県に対しさらに強力に働きかけるとともに、市としてもそのための対応をしていきたいとの答弁がありました。これに対し、他の委員より、北部整備は地権者のための事業ではない。市民のための事業であるので、税の使い方のバランスを考えるべきとの意見や、北部地区が早く活用されることにより、今まで投資した以上の税収が見込めるので、市にとっても有利である。北部整備は早く進めるべきとの意見もあり、採決の結果、議案第5号及び議案第13号は賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。議案第6号及び第7号は、全会一致で可決すべきものとそれぞれ決しました。 次に、議案第12号、示談の締結及び損害賠償の額の決定についてであります。委員より、公用車の修理費用と職員の処分について質疑があり、当局より、公用車の修理費は32万1,552円である。職員の処分は現在行っていない。今後内容を精査し、過去の例を含めて考えていきたいとの答弁がありました。また、委員より、市が被害者となった場合、相手方にきちんと過失責任を求めるべきとの意見があり、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) ただいまの報告に対し質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) これより順次採決を行います。
    ○議長(西富啓一君) 議案第1号、第2号、第6号、第7号、第10号、第12号、第14号を一括して採決いたします。 本7議案に対する委員長報告はいずれも原案可決であります。 本7議案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立全員であります。よって各議案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西富啓一君) 議案第5号、第8号を一括して採決いたします。 本2議案に対する委員長報告はいずれも原案可決であります。 本2議案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって各議案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西富啓一君) 議案第3号、第4号、第9号、第11号、第13号については討論の通告があります。順次発言を許します。 議案第11号、第13号について反対討論、川崎儀一君。          〔28番 川崎儀一君登壇〕 ◆28番(川崎儀一君) 日本共産党の川崎儀一であります。私はただいま議題となりました議案第11号、柏市一般職職員給与条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第13号、平成14年度柏市一般会計補正予算第4号について、一括して反対の討論を行うものであります。まず、議案第11号、柏市一般職職員の給与条例の一部改正についてであります。本案は人事院勧告に準拠して、柏市の職員、平均43.1歳の職員、年収690万7,312円を674万1,547円に引き下げる、平均では2.03%の引き下げという内容のものであります。私はこれに反対する理由、大きく分けて4つあります。まず第1の理由は、日本の景気、経済状況、また市民の暮らしを守るという立場からであります。いわば大乗的見地からこの給与法の引き下げには反対をするものであります。本案は、柏市の職員の全給料表の月額を減じていくものでもありますので、その内容は極めて重要、重大であります。今極めて深刻な経済危機、景気状況、こういう中で国民の暮らしを守ること、これが最も緊急な課題であります。この経済危機の発端は、そもそも橋本内閣の9兆円の国民への負担増の押しつけによって大不況に陥ってきたことは、だれもが今や認めていることではないでしょうか。さらに加えて今小泉内閣は、医療制度の改悪と社会保障制度を中心とした3兆2,400億円という国民負担を押しつけようとしております。こういうもとで人事院が民間給与と公務員の給与を、額そのものだけを比較をしてこういう引き下げという案を出しました。私は人事院制度やその勧告、その内容そのものを是非を論じているのではない。じゃなぜこのような状況になっているのかという背景を見なければなりません。これが反対の第2の理由であります。今公務員労働者の賃下げに通じるようなことは、国民の総需要を起こすという意味でも認めるわけにはいかないというのが第1の理由。 第2の理由は人事院勧告準拠といいますが、人事院勧告の調査は民間給与との額の比較のみであります。その比較の仕方も是非を論ずるわけにいきませんが、今なぜ民間の給与がこんなにひどいのか。大企業を中心としてリストラのあらしが吹き荒れております。人減らしやリストラの結果、多くの職場でサービス残業が横行をしております。また、働く人々の健康や家庭を破壊しております。長時間残業がはびこり、自動車総連の調査によりますと、月50時間以上の残業をやりながら、残業代がきちんと支払われているのが、その半分の45%にすぎないという調査結果さえ示されております。こういうもとで、全勤労者世帯の消費支出を見ますと、2000年度の34万970円から、2001年には33万5,000円に落ちております。そしてことしの9月には32万2,000円と、1万3,000円も消費支出が落ちているのであります。公務員給与の切り下げによって、さらにこれは、さらにといいますか、こういう状況にあるときに一層私は暮らしをひどくすることにつながると思います。さらに世帯当たりの可処分所得を見ますと、2000年には47万2,823円でありました、月額。2001年には46万4,700円、ことしの9月には何と36万円、何と10万2,500円も落ちているのであります。ただ、この数字から給与を引き下げろという人勧のあり方、今回の勧告の底にあるものを私は見なければならないと思います。私は人事院勧告だけではなくて、税務統計から見た民間給与の実態、これで私は中身を見てみました。どうでしょうか、皆さん。働く人々の、柏市の職員と同じように平均43.1歳の人が平成12年度、1年前で1,000人以上の事業規模、柏市は2,000人に近い職員でありますから、2,000人を超える職員でありますから、1,000人以上の事業規模のところと比較しましょう。そして43.1歳というので比較をいたしますと、年収767万円、こういう状況で税金を払っているんですよ。人事院勧告どころではない、国はその所得で税金を取っている、それだけの所得がある。それなのに人勧では柏市は今度は674万に引き下げられます。ここには統計のとり方やそれぞれの目的があるにしても、これが生活の実態であります。私は、そういう意味でも今回の人事院勧告では、全給与表の月額を引き下げるというやり方には私は反対であります。とるべき方策は、技術的には数々あるわけであります。 3つ目には、柏市の職員給与、職員組合の要求でも不利益不遡及の原則、つまり実質的には遡及をしないという要求を、あそこにもスローガンを掲げております。実質的には遡及をしないけれども、15年の3月の期末手当で所要の調整措置をするというようなごまかしの言葉で横並びをする。こういうやり方にも私は明確に反対をしなければならないと思います。 次に、議案第13号についてであります。本案は、北部巨大開発計画に関連して、仮称、柏中央駅近くの三井不動産所有のゴルフ場用地を県企業庁、都市公団、柏市の3者が10ヘクタールずつ購入するという約束をしたことに端を発しております。そして12年1月、都市整備公団の組織業務がえによって土地購入ができなくなったことから、県の企業庁と柏市が10ヘクタールずつ買うということを確認をした。そして、14年9月柏市購入分10ヘクタールのうち4.65ヘクタールは柏市の土地開発公社に、残りの5.35ヘクタールを県の土地開発公社に頼んで買ってもらう。それの債務負担行為の設定をするというものであります。あわせて、こんぶくろ池公園用地に充てるべき12.5ヘクタールを県の土地開発公社が買った。これについても債務保証をするというものであります。この債務負担行為の設定によって柏市は、平成19年度までに64億、31年度までに32億、合わせて116億円の支出をしなければなりません。これから15年から19年度までの5年間に、何と74億を払わなければなりません。当初予算で設定されている債務負担行為は11件、19年度までには。総額56億何がし。それに今度の2件が加わって、74億が加わりますから130億になります、5年間で。さらに33年度までを合わせますと、今度の32億を加えて33年度までの債務負担行為ですと、2件で53億7,000万円でしたが、今度の32億を加えますから、85億、総額では債務負担の額は何とこれまでの109億から116億加わって225億、倍以上に加わります。そのために柏市の将来債務比率は、現在でさえ245%が、これが加わったことによって、13年度決算ベースの債務比率、将来債務比率を見ますと、将来債務比率は何と260%を超えてまいります。こういうことは財政運営指針にも反する、あるいは柏市の土地開発公社の経営健全化計画にも全く精神を損ない、内容を損なうものではありませんか。財政問題を論ずる人々がこんなことに賛成をしていいのでしょうか。しかも私が強調したいのは、こうした柏市の財政に、19年度までに大きな影響を持つ財政問題について、財政問題を論ずる総務委員会、13年度決算、何一つ論議することができなかった。柏市のこのような審議のあり方、議会の運営のあり方、分割付託の欠点がもろに出ている。総務委員会でやろうとすればこの議案は建設委員会建設委員会で財政問題やろうとすれば財政部長は出ていない。これでは議会が本当にチェック機能を果たし、財政問題を論ずることができるでしょうか。以上、述べた理由により、11号、13号については強く反対の意を明らかにするものであります。 ○議長(西富啓一君) 議案第3号、第4号について反対討論、浜井達男君。          〔1番 浜井達男君登壇〕 ◆1番(浜井達男君) 無所属市民の声、浜井でございます。議案3号並びに4号、一括して反対討論をいたします。両議案を反対する会派、私どもの会派だけであります。ぜひお聞きいただきたい思います。議案3号は、専決処分、公設市場の事業特別会計繰出金の増額のための一般会計補正予算であります。同じく4号は、特別会計補正予算の増額、いずれも補正金額が1億2,000万、このうち上水道への切りかえ給水設備費8,000万がこの中に入っております。私の両議案に対する反対の趣旨は1点であります。この上水道に切りかえることについて議会に諮っていない、このことについて厳しく指摘し、反対をさせていただきます。その理由は、本水道への切りかえというのは、公設市場開設以来30年に及ぶ給水設備の大きな大変更であることが1点であります。当然ながらこの設備8,000万、そして本水道切りかえによるテナントの負担が毎年5,200万発生する、生じる、こういった重要なことも伴って起きてきます。そして、柏市における水道事業の地下水の活用についての位置づけ、この辺の議論も全くないまま、いきなり本水道への切りかえたということであります。大体今回原水が悪くて事故が起きたんではなくて、原水そのものは立派な原水でありまして、その管理上の不始末、不祥事によってこういう問題が起きた。原水に特に問題はなかったわけであります。行政は、当局は9月13日に緊急特別検討会議を開いて、上水道への切りかえをいち早く決定しているにもかかわらず、議会に何のお諮りをしなかった、かけなかった。これはやはりこれだけ大きな転換と費用を伴うこの問題に対して、市民の代表である議会を軽視したものと言わざるを得ません。そういう意味でこれを議会としてこういう状態、専決して、専決でそのまま決定してしまうというようなことが行われれば、議会みずからが議会の責任と使命をおとしめるもの、このように深刻に考えて反対するものであります。以上で討論終わります。 ○議長(西富啓一君) 議案第9号について反対討論、吉川洋君。          〔2番 吉川 洋君登壇〕 ◆2番(吉川洋君) 無所属市民の声、吉川洋でございます。議案9号、公設市場の配水管などの事故による損害賠償等で本多市長が自分の給料月額10分の1を減らすと。それを6カ月やりますよと、こういうような議案でありますが、まずはこの10分の1、6カ月という根拠が何を根拠にされたのかというようなことを聞きましたらば、柏市の職員の懲戒の手続及び効果に関する条例というのがありますよと。それの中で1カ月以上6カ月以下、給料の10分の1というのが職員に対しては最大の懲罰に当たると、懲戒に当たると、こういうようなことであったという答えでありました。しかし私は一般、市の職員と市長、また私たち議員というのは立場が違うと思うわけであります。まず基本にするのがどれだけの費用をかけて、そしてその原因はどう解明され、それから今後どうしようとしているのか。原因がどこにあったのか。その辺のところをきちんとやらなくてはいけないと思うんですが、まず今回の内容、先ほど浜井議員が述べましたように、その詳細を少し言いますと、損害賠償で2,510万5,747円、それから損失補助という形で3,700万円、仮設工事で1,244万2,500円、本設の引き込み工事で315万円、本管の工事で7,035万、管理委託で168万、本設工事の設計委託で498万7,500円、それから事故の原因調査88万7,250円、あとは製氷機等の消毒などで59万150円と。これを全部足しますと、1億5,600万にも上るわけであります。 さて、冒頭申しましたように、そもそもこの事故の原因というのはどこにあったのかといいますと、私はこれは市長の優柔不断な、決断力のなさ、まさに人災であるというふうに位置づけております。そもそもこの市場、昭和46年11月に青果、それから49年4月に花、花卉類、それから水産で昭和52年4月と、いずれにしてももう25年あるいはずっとさかのぼれば30年たっているわけであります。今の老朽化の議論などというのは、もう当然こんなことは数年前から、場合によったら市長が当選した当初から、平成5年、6年、その当初からもうきちんとした対応を図るべきであったものを、ずるずると行ってきた。委員会で私が市長にこのようなことは問題であるということを質問しましたら、市長は私にじゃ吉川議員は今の規模は、今のままでいいのか、もっと大きく必要であるか答えなさいなどということで私に質問いたしましたが、まずはマーケットリサーチが一番大切であります。この市場がどういう形の市場が一番理想的なのか、あるいはそれが究極は市民のためにどうなるのかということのマーケットリサーチをきちんとした上で、その上で必要ないというんならばやめてしまえばいいし、必要であるというならば、どういう規模で行うのが一番市民のためになるのかと。その議論をきちんとしないまま、ずるずると行ってきた。まさに人災と言わざるを得ません。さらに、このような事故が起こった、1億5,600万です。これが仮に民間で起こった場合、このようなことが起こった場合どうでしょうか。民間企業で株主総会乗り切れるのかなと私は考えますと、市長の給料4%をカットされて101万が97万でありますから、毎月9万7,000円、これを6カ月ということです。その間期末手当などもそれに応分して減りますけれども、いずれにしてもこういうような数字。それからさらに、私たち一般市民の感覚からすれば4年ごとに3,000万の退職金、これが今の時代、本当に市民にとってこの退職金というもの、どうでしょうか、4年ごとの3,000万、私は高過ぎる、4年ぐらい前に市長に言いましたら、そのとき議会で反対したのは1人しかいなかったなどと言っておりましたが、やっぱり市民の生活感覚からすると、4年ごとの3,000万やあるいは今回の1割カットというもの、全く納得できないということであります。それで、さらにまだ3社との合意ができておりません。きのう市場に行きまして、この合意をされていない会社の役員、お聞きしました。この間学生アルバイト20人の首を切らざるを得なかった。勤労学生がこの事故によって20人も職を失ったということです。それと市長の毎月9万7,000円のカットというものが本当に均衡がとれるのかという、学生アルバイトさんの立場になって考えれば、これは違うんじゃないかなという声が当然だと思います。そもそもこういうものは、条例できちんと決まっているもんでありません。政治的な判断、それから一般市民はどう思うのか、そういうようなものを基準にして、市長がまさに政治家として判断すべきものであります。平成17年度にこの常磐新線が開業するということも、もう昔からわかっていることです。当初は平成12年度、そういう段になっても今の本多市長は決断ができない。そのツケが回ったということであります。そういう意味で私はこの議案に反対というのは、市長に10%カットというのに反対というのじゃない、もっと市長がその責任を金額的にとるべきである、このように思うわけです。最低限1億5,600万の半分ぐらいは市長が自腹で払う、このぐらいのことをやるのが本来の経営者の姿であるとも私は思うわけであります。それは額については市長がいろんな、何というんですかね、自分の経済事情もあるでしょう。しかしながら、これでは余りにも納得できないということであります。 それから、井戸水の事故の問題、先ほど浜井議員が言いました。井戸水じゃないんです。この報告書を見ても、この中にきちんと示されております。事故の原因というものは、次亜塩酸ソーダ注入量の不足や配管内部の汚れ及び付着物ということで、井戸水には言及しておりません。しかも柏は、水道管理者も御存じのように井戸水4割をやっているわけです。しかもこの市場の井戸水と柏の井戸水、大体百五、六十メートル当たりの井戸をくんでおります。まさにこの井戸がいろいろ危険だというんであれば、柏市の水道そのものもまさに危険ということになってしまいます。原水が原因ではなくて、まさに管理がいけなかった、しかもこういう管理については、老朽化の問題あるいは委託の業者の問題、平成14年4月1日付の業務委託、1億4,800万、これの管理内容、これも契約内容を見ましても全然業者がかわっていない。まさになれ合い、このような業務委託をずっと続けてきた。緊張感のなさ、まさに危機管理のなさが今回の事故原因であります。すなわち人災であるということ、市長はもっときちんとした責任を自覚し、このような給料10%カット、6カ月ということは、私は認めるわけにはいかない。市長の政治的な判断でさらに3月議会でも追加で出すべきものだと思います。まだ3社が合意していないことを考えますと、この段階で市長の責任というものをこのような形で議会で認めるのは、私は時期早尚である。まだ3社が残っております。どういう内容になるかもわかりません。ぜひ皆さん、議員として考えていただきたいと思います。以上をもちまして、議案9号に対する反対討論といたします。 ○議長(西富啓一君) 以上で討論を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) これより順次採決を行います。 ○議長(西富啓一君) 議案第3号、第4号、第9号を一括して採決いたします。 本3議案に対する委員長報告はいずれも原案承認並びに可決であります。 本3議案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって各議案は原案のとおり承認並びに可決されました。 ○議長(西富啓一君) 議案第11号について採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西富啓一君) 議案第13号について採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。 本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。                   〇 ○議長(西富啓一君) 日程第2、請願87号、100号を除く請願を議題といたします。 請願89号の主旨4、90号の主旨2、91号、94号、95号の主旨5、98号、99号の主旨1、102号、104号の主旨3、継続中の28号、30号、40号の主旨1について、総務委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。岡田総務委員長。          〔総務委員会委員長 岡田七郎君登壇〕 ◎総務委員会委員長(岡田七郎君) 総務委員会に付託されました各請願について、その審査と経過、結果を報告いたします。 まず、市民生活部関係の請願90号主旨2、高齢期の安心を高める対応について、請願94号、住民基本台帳ネットワークシステムについてを一括して審査いたしました。委員から、請願94号について、柏市の電子計算機処理にかかわる個人情報保護条例の目的では、市民の基本的人権を擁護するとされており、市民の基本的人権をじゅうりんするおそれが明らかに予見される場合は、この条例をもって離脱すべきでないかとの質疑がありました。当局より、そもそも住民基本台帳ネットワークは、住民基本台帳法に基づく事業であり、このネットに流れる個人情報の保護に関しては、住民基本台帳法令等において制度、技術、運用面から万全な対策が講じられており、離脱は考えていないとの答弁がありました。また、委員から、市の職員だけでは不正なアクセスに対応できないのではないかとの質疑があり、当局より、事故等が発生した場合は本市が定めた緊急時対応計画書に基づき措置をする。システム障害等が発生している場合には、システム構築事業者の協力が不可欠であり、当然委託業者にお願いするとの答弁がありました。また、他の委員から、マニュアル化していても何が起こるかわからない状況の中で、安全を保障できるのかとの質疑があり、当局からウイルス等で住基ネットの安全確保が困難となった場合は、個人情報の保護を最優先に考え、必要に応じてシステムの停止等の措置を行うとの答弁がありました。採決の結果、請願90号の主旨2は採択、不採択、継続のいずれも過半数に達せず、議決を得るに至りませんでした。また、請願94号は多数で不採択すべきものと決しました。 次に、総務、財政部関係の請願95号主旨の5、大山台オークショッピングセンターについて、請願99号主旨1、公共施設等における喫煙制限の徹底について、請願104号主旨3、オークショッピングセンター出店計画についてを一括して審査いたしました。委員から、請願95号の主旨5に関し、特別土地保有税はいつの時点で課税できると変わったとの質疑があり、当局から、最初土地を取得した企業が特例譲渡による徴収猶予を申請し、審査した結果徴収猶予としてきた。次に、譲渡を受けるであろう企業には、現在所有権は移転されていない。財政部としては、申請が出された時点で判断を下す。当初担当部の話では、地区計画におおむね整合しているという話だったので、財政部としても課税できないだろうという見解を出していた。担当部は、地区計画に沿ったものとなるよう助言をしているが、地区計画にそぐわないことになれば、土地利用計画との整合性からして課税すべきであるとの法解釈をした。現在の免除は平成15年11月30日まで延長が認められているとの答弁がありました。また、他の委員から、課税になる場合どちらの業者に課税するのかとの質疑があり、当局から、新たな所有者は免除土地の申請をするだろうと思うが、免除を受けるには恒久的な建築物、土地利用計画に合致しているとの2つの要件があり、その内容によって審議会にかけ判断するが、まだそこまで行っていないとの答弁がありました。また、請願99号の主旨1について、委員から、各公共施設に禁煙マーク等を張って徹底してほしい。千代田区のような条例も考えてほしいとの要望がありました。採決の結果、請願95号の主旨5、104号の主旨3は全会一致で、99号の主旨1は多数で、いずれも採択すべきものと決しました。 次に、意見書の提出を求める請願89号主旨4、乳幼児医療・介護保険・国保制度の充実について、請願91号、有事法制に反対する意見書について、請願98号、日朝交渉に対する意見書について、請願102号、有事3法案の廃案の意見書提出について、継続審査中の請願30号、緊急地域雇用特別基金事業に関する意見書についてを一括して審査いたしました。委員から、請願98号については、拉致問題が解決するまで経済援助の問題について話し合いをするなとのことだが、小泉内閣は日朝ピョンヤン宣言で包括的な話し合いをするということになっている。紹介議員と同じ会派の委員はどう考えているのかとの質疑があり、他の委員から、経済援助をするなではなく、その辺がはっきりするまでは話し合いに入るなということであり、心情的にはみんなそう思っているのではないかとの答弁がありました。また、請願89号の主旨4については、委員から、すべての住民が必要な医療を受けられるよう、総医療費の45%水準に戻すこととの記載に関し、紹介議員とのやりとりがあり、採決の結果請願89号の主旨4、継続審査中の30号は多数で継続審査すべきものと、91号、102号は多数で不採択すべきものと、98号は多数で採択すべきものとそれぞれ決しました。 次に、継続審査中の請願28号、総合スポーツ文化スタジアム早期実現について、請願40号主旨1、新エネルギーについてを一括して審査し、質疑の後、採決の結果、請願28号は全会一致で、40号の主旨1は多数でさらに継続審査すべきものと決しました。以上、報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) 請願86号、93号、95号の主旨1から4、99号の主旨5、101号の主旨10、103号、104号の主旨1・4・5について、教育経済委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。塚田教育経済委員長。          〔教育経済委員会委員長 塚田裕也君登壇〕 ◎教育経済委員会委員長(塚田裕也君) 教育経済委員会に付託されました各請願につきまして、その審査の経過と結果の御報告を申し上げます。 当委員会は、審査に先立ち松ケ崎大山台のショッピングセンターの現地をつぶさに視察してまいりました。その後審査に入り、当委員会は教育関係と経済関係に分け、まず教育関係について審査をいたしました。教育関係の請願93号、小学校給食の民間委託問題について、99号、公共施設等における喫煙制限の徹底についての主旨5、101号、すべての子供たちに保育と教育の実現についての主旨10、103号、食の安全、遺伝子の組みかえ稲・食品についての主旨2を一括して審査いたしました。委員から、ことしの4月から始まった四小における給食の調理委託に関して、調理員の入れかえの状況とその理由について質疑があり、当局から、正規3人のうち2人がかわったのは社内異動のためであり、パート6人のうち3人がかわったのは、それぞれ家庭の都合や職務内容が合わなかったことによるものであるとの答弁がありました。また、委員から、今年度の給食委託に関しては地労委で審問中であり、来年度の委託は実施すべきでないとの質疑があり、当局から、来年度の委託については組合と事務折衝を行っている。団体交渉の進捗を見ながら早目に説明をしたいが、現在のところ時期などは明言できる状態ではないとの答弁がありました。また、委員から、組合の合意がないと調理委託はできないのか、組合は責任と決定権を持っているのかとの質疑があり、紹介議員から、団体交渉権等に基づき3者で協約書を結び、委託は調理師の異動を伴うので話し合いがつくまで議会にも出さない、やらないということを約束しているのにほごにしたので、組合は地方労働委員会に提訴しているとの説明がありました。また、委員から、民間に委託するのは何か心配だというのではなく、行財政改革の一環として老朽化した学校を建て直したり、教員をふやしたりすることが必要である。市民にも見える形で成果を出してほしいとの意見がありました。また、委員から、学校における喫煙の状況について質疑があり、当局から、各学校でルールを決め喫煙場所等については配慮しているとの答弁がありました。また、委員から、30人学級に向けた取り組みから、余裕教室の転用は現状のままでいいのかとの質疑があり、当局から、将来的に教室が足りなくなると予想されるのは、柏一小など中心部の一部の学校であるとの答弁がありました。また、委員から、食の安全から米だけでなく、給食の食材にも配慮されたいとの意見がありました。採決の結果、請願93号は多数で不採択すべきものと、99号の主旨5は全会一致で採択すべきものと、101号の主旨10は採択、継続同数で委員長判断により継続審査すべきものと、103号の主旨2については全会一致採択すべきものとそれぞれ決しました。 以上で教育関係の審査の報告を終わり、次に経済関係の請願について審査いたしました。そして、意見書の提出を求める請願86号、労働者の雇用、地域経済の振興、消費税増税に関する意見書について、採決の結果、主旨1は多数で採択すべきものと、請願103号、食の安全、遺伝子組みかえ稲・食品についての主旨1は、採決の結果、全会一致で採択すべきものとそれぞれ決しました。また、請願86号の主旨2は採択、不採択、継続のいずれも過半数に達せず、議決を得るに至りませんでした。 次に、請願95号、大山台オークショピングセンターについての主旨1から4、請願104号、オークショピングセンター出店計画についての主旨1・4・5についてでありますが、委員から、交通量調査のやり直しについて、時間とやり方についての質疑があり、当局から、再調査は1月26日前回と同じ朝7時から夜10時まで設置者側で行うとの答弁がありました。また、委員から、市独自で調査を行う考えはあるのかとの質疑があり、当局から、請願の主旨は土曜日及び休日の午後2時以降の状況を把握してほしいということで、既に12月1日、12月8日の日曜日に担当部署で状況を見ている。設置者が交通量調査を行うので、市で実施する考えはないとの答弁がありました。また、委員から、要綱に基づく庁内の連絡会議の状況について質疑があり、当局から、出店計画書を経済部が受け、庁内14課で連絡会議を開いている。各課との協議は継続されているとの答弁がありました。また、委員から、大型店出店指導要綱で市の関与を細かく規定するなど、見直しを検討する必要があるのではないかとの質疑があり、当局から、計画の周知については大型店舗立地法の中で説明会が義務づけられている。また、県の要綱で説明会の開催に際して新聞折り込みなどが規定されている。市の指導要綱は13年4月に制定している。庁内連絡会議での議論もなく、見直す予定はないが、直すべき箇所があれば直していきたいとの答弁がありました。また、委員から、教育経済委員会で審議できるところは限られている。交通渋滞や地区計画の問題であり、建設委員会との合同審査が必要であるとの意見がありました。また、委員から、他市の要綱、要領を参考にされ、地域住民とのトラブル解消や住環境を守る立場で取り組まれたいとの要望がありました。また、委員から、大規模な計画であり、渋滞の発生が予想される箇所の整備は当然するべきである。住民から税金を取るばかりでなく、地域に還元できるような政策が重要であるとの意見がありました。採決の結果、請願95号の主旨1から3、104号の主旨1・4は全会一致をもって、95号の主旨4、104号の主旨5は多数でいずれも採択すべきものと決しました。以上で報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) 請願88号、89号の主旨1から3、90号の主旨1・3、92号、99号の主旨1から4、101号の主旨1から9、継続中の13号の主旨2、34号の主旨2、36号の主旨3、37号について、民生環境委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。青柳民生環境委員長。          〔民生環境委員会委員長 青柳直樹君登壇〕 ◎民生環境委員会委員長(青柳直樹君) 民生環境委員会に付託されました各請願につきまして、その審査の経過と結果を御報告いたします。 まず、請願88号、89号の主旨1、92号、101号の主旨1から9、継続審査中の13号の主旨2、36号の主旨3でありますが、本6件を一括して審査いたしました。委員より、保育料口座引き落としにするべきではないかとの質疑があり、当局より、16年度の実施に向けて検討していきたいとの答弁がありました。また、委員より、南部地域で待機児がふえているようだが、その対策はどう考えているかとの質疑があり、当局より、現在南部地域での施設整備の話はない。施設整備だけでは待機児を解消できないので、定員の弾力化も検討しなければならないと考えているとの答弁がありました。また、委員より、時間外における正規保育士の配置の検討状況について質疑があり、当局より、来年度実施に向け予算要求をしているところである。今後とも実施に向け努力したいとの答弁がありました。採決の結果、請願88号の主旨8、101号の主旨5・8は全会一致でそれぞれ採択すべきものと、請願92号の主旨1・4、101号の主旨9は採択と不採択が同数で、委員長採決によりそれぞれ採択すべきものと、請願88号の主旨1・2・4・5・6は多数でそれぞれ不採択すべきものと、請願13号の主旨2、36号の主旨3、88号の主旨3、101号の主旨6は多数で継続審査すべきものと決しました。また、請願88号の主旨7、89号の主旨1、92号の主旨2・3、101号の主旨1・2・3・4・7は採択、不採択、継続のいずれも過半数に達せず、議決を得るに至りませんでした。 次に、請願89号の主旨2・3、90号の主旨1・3、99号の主旨2から4、継続審査中の請願34号の主旨2、37号でありますが、本5件を一括して審査いたしました。委員より、住宅改修の受領委任払いを実施すべきではないかとの質疑があり、対象となる事業者の範囲や給付の審査方法など実施するには幾つかの課題があるので、今すぐ実施することは考えていない、今後研究していきたいとの答弁がありました。また、委員より、介護認定で自立と判定された場合でも、その後の追跡調査などを行うべきではないかとの質疑があり、これまで介護認定で非該当と判定された方は全体の0.9%しかいない。自立と判定された場合には、在宅支援センターと連携を図り、必要に応じて訪問し、その結果を市に報告してもらっており、介護度の進行防止に努めているとの答弁がありました。採決の結果、請願99号の主旨3・4は全会一致で、請願99号の主旨2は多数でそれぞれ採択すべきものと、請願89号の主旨2、90号の主旨1は採択と不採択が同数で委員長裁決により、請願89号の主旨3は採択と継続が同数であり、委員長判断によりそれぞれ採択すべきものと、請願34号の主旨2、37号は多数で継続審査すべきものと決しました。また、請願90号の主旨3は採択、不採択、継続のいずれも過半数に達せず、議決を得るに至りませんでした。以上で報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) 請願96号、97号、104号の主旨2、6から9、継続中の29号、32号、49号について、建設委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。山沢建設委員長。          〔建設委員会委員長 山沢啓伸君登壇〕 ◎建設委員会委員長(山沢啓伸君) 建設委員会に付託されました各請願について、その審査の経過と結果について報告いたします。 まず、請願96号、オークショッピングセンターについて、請願97号、信号機の設置について、請願104号、オークショッピングセンター出店計画について主旨2、6から9についてでありますが、一括して審査いたしました。委員から、県の方で最終的な判断されるということであるが、今後の対応について質疑があり、当局より、地区計画の方針にはそぐわないということで、現計画のままでは認められない。今後大店立地法で審議会もあるが、そこで意見を述べていきたいとの答弁がありました。また、委員から、地区計画にそぐわないということであるが、仮に建築確認を求めてきた場合はどうなるかとの質疑があり、当局から、地区計画条例、いわゆる整備計画には合致しているので、確認はせざるを得ないという考えであるとの答弁がありました。また、委員より、道路の整備について質問があり、当局より豊四季・宿連寺線については第五水源地まで約850メートルについては完成しましたが、マスヤ酒店前約30平米については、最終的に買収ができず現在の形で整備した。寿バス停前から松ケ崎交差点まで約190メートルの道路については、国道から85メートルの区間については、6メートルから5.5メートルの幅で整備を行っている。残り105メートルについては、将来的に6メートルに拡幅を予定しているが、地権者の意向や財政状況から見て早急に整備するのは困難であるとの答弁がありました。採決の結果、請願96号、97号、104号の主旨2、6から9はいずれも全会一致で採択すべきものと決しました。 次に、継続審査中の請願29号、側溝新設についてでありますが、質疑がなく、採決の結果、多数でさらに継続審査すべきものと決しました。 次に、継続審査中の請願32号、公団住宅を公共住宅として存続させる意見書について、同じく請願49号、公団住宅を公共住宅として存続を求める意見書についてでありますが、委員から、豊四季団地の再生を考える会が立ち上がり、5つの分科会が12月7日に開催された。市も参加したと聞いているが、今後の対応についての質疑があり、当局から、前回は幹事会の方に参加した。今後分科会や幹事会が月1度くらい開かれるので、意見を集約しながら対応していきたいとの答弁がありました。また、委員から、柏市のまちづくりの中でも大きな位置を占める豊四季団地の人が安心して住むことのできるまちをつくるためにも、この請願を議会として採択して、住民の願いにこたえるべきとの意見がありました。採決の結果、請願32号、請願49号はいずれも採択、継続審査同数で、委員長判断により継続審査すべきものと決しました。以上で報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) 請願、継続中の63号の主旨3・4について、常磐新線整備特別委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。川崎常磐新線整備特別委員長。          〔常磐新線整備特別委員会委員長 川崎儀一君登壇〕 ◎常磐新線整備特別委員会委員長(川崎儀一君) ただいま議長より報告を求められました常磐新線整備特別委員会に付託をされ継続審査中の請願63号、常磐新線と沿線巨大開発計画についての主旨3並びに主旨4について、委員会における審査の経過並びに結果につきまして御報告いたします。 当委員会では、助役、都市計画部長、企画、財政、経済、土木、都市緑政各部長の出席のもとに慎重に審査をいたしました。請願の審査に先立ちまして、常磐新線工事箇所の利根川内堤、新線架橋の周囲堤、柏ゴルフ場跡地、十余二地区並びに大松遺跡埋蔵文化財発掘調査現場の現地視察を行いました。その後工事の進捗状況、鉄道用地の確保状況について、新しい駅名の検討委員会での検討結果は、駅名が仮称、柏北部中央駅は柏の葉キャンパスと、仮称、柏北部東駅は柏たなかであったとの報告、第4回柏北部地域まちづくり検討会議について、こんぶくろ池公園の事業化と柏ゴルフ場跡地の取得について、並びに常磐新線の秋葉原からつくばに至る各地の工事状況について報告を受けました。これらの諸報告の事項並びに付託をされました請願について、一括して質疑を行いました。ここでは、請願主旨であります区画整理に関連して、こんぶくろ池公園用地の取得について限定をして、これに関連した質疑について御報告をいたします。 委員から、こんぶくろ池公園用地の取得を千葉県土地開発公社に依頼するが、事務費が3%で、柏市土地開発公社を使った場合と比べ4,800万円余計な支出をしなければならない。こんぶくろ池の保存は県環境審議会の提言でもあり、柏市独自の事業ではない。事務費を柏市土地開発公社並みに引き下げないというのなら、柏市土地開発公社を使うべきである。市長は、県知事に対し柏市土地開発公社で買わせてほしいとの要請をすべきであるとの発言に対し、当局から、柏市土地開発公社は現在経営健全化計画中であり、現状では市の土地公社にお願いできる額ではないと判断した。現時点で千葉県土地開発公社しか依頼できるところがなく、事務費を柏市の土地開発公社並みに引き下げてもらいたい旨再三要望した。市長も9月18日に依頼に行っている。しかし、県公社としても経営健全化期間中で改革論議もあり、また市町村から依頼されて取得するのも異例の事態で、事務費については3%でお願いしたいという回答であった。補助事業で買い戻しを進めることにより、3分の1が国費、3分の2が補助裏起債ができる。事業を早く動かすためにも、千葉県が柏市と共同歩調をとり、国に補助の要望について最大限の努力をこれからしようとしており、これも依頼した副次的な効果ではないかと思うとの答弁がありました。また、他の委員から、地方自治法、地方財政法から見れば、最少の経費で最大の効果を上げるのが自治体の本来の責務である。法を無視して4,800万円も高く買うということは、議会として認めるわけにはいかない。3%の根拠は何かとの質疑があり、当局から、県公社の話では県から依頼されても事務費は3%とっており、市から依頼されたからといって半分にはできない。県と市の公社の一番の違いは、県にはプロパー職員が100名ほどおり、人件費も賄わなければいけない等の理由から、3%を提示しているとのことであったとの答弁がありました。また、他の委員から、一見すると県公社が買うのは高いように見えるが、今買う場合と換地後に買う場合の差、県公社が買って国庫補助がついた場合、または市の公社が買って公団事業としての国庫補助がついた場合の差額などの試算をつくって出してほしいとの要望がありました。採決の結果、請願63号の主旨3は多数で採択すべきものと、主旨4は継続審査すべきものと決しました。私は、委員長としてここでこの論議を通じて一言言っておかなければなりません。委員長であるがゆえに質問を控えましたので、私はこの際当局に厳重に注意を促したいと思うのであります。みずから県の土地公社に買ってもらう方がいいと言いながら…… ○議長(西富啓一君) 川崎さん、経過と報告結果しか求めておりません。 ◎常磐新線整備特別委員会委員長(川崎儀一君) このような答弁しかないというのは、極めて、極めて説明が不十分であります。これは十分説明ができるような答弁をしなければいけないと思います。以上で委員長の報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) ただいまの報告に対し質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) 続いて討論を許します。 請願63号の主旨3・4、94号について、吉川洋君。          〔2番 吉川 洋君登壇〕 ◆2番(吉川洋君) 無所属市民の声、吉川洋です。請願63号、請願94号、いずれも採択すべきという立場で討論を行います。まず、請願63号は常磐新線と沿線巨大開発について、その主旨3が住民の合意あるいは主旨4は大室協議会と、こういうような内容、もう少し丁寧に言いますと、主旨3は新線沿線区画整理について、一方的に住民合意のないまま区画整理事業手続を強行せず、丁寧な住民合意を図るよう市、県当局に要請すること。これは委員会では採択されております。主旨4につきましては、県と協議し柏北部開発反対大室協議会と原点に返った話し合いを開始するよう市当局に要請すること。これは委員会では継続になっております。さて、今常磐新線特別委員長の川崎委員長から、本当にコンパクトにこの常磐新線あるいは巨大開発の問題点、委員会でどう議論されたか、そんなようなところが説明がありました。この常磐新線と北部開発の問題、まさにこの住民合意がないまま突き進んでいる全国の区画整理事業の典型であります。現在全国では2,278地区、8万7,507ヘクタールが区画整理行われておるということであります。川田悦子さんの内閣総理大臣あての質問趣意書、この中にこういう文書があります。答弁書で、国土交通省が実施した調査によれば、平成14年3月31日時点において土地区画整理事業を施行している地区の全国の総数及び総面積は、それぞれ2,278地区及び8万7,507ヘクタールであり、これらの進捗状況については、本調査により事業計画の決定の公告のあった日、当初の仮換地の指定の効力発生の日、換地処分の公告のあった日等を通じて把握しているところである。これは国土交通省を通じて内閣総理大臣の答弁でありますが、あったところである。また、本調査によれば昭和6年に施行の認可の公告があり、平成6年に終了の認可の公告があった地区、事業施行期間が63年が最長となっており、事業計画の決定等も公告のあった日から20年以上または30年以上経ても事業が終了していない地区の都道府県別の数及び面積については、別表のとおりであると。表があるのですけれども、表はかなり細かい表ですから、読む時間がありません。さて、これらの中には仮換地の指定や建築物等の移転等に伴う損失補償についての関係権利者との合意形成の難航等により、事業が長期化している事例もあるものと認識している。国もこのように区画整理事業、もう長期化してどうしようもならない、こういうことを認識しているという回答を寄せているわけであります。 さて、じゃ現実にどうなっているか。新幹線、新横浜の南部区画整理事業、これは37ヘクタール、平成6年に都市計画決定され、平成9年には区画整理事業が決定されました。ちなみに、柏市の北部開発は約443ヘクタールで、鉄道と区画整理事業は平成11年3月30日に都市計画決定、中央地区の区画整理事業は平成12年8月、東地区は平成13年3月、こういうふうに横浜市と柏市を見ますと、横浜市の方が5年ほど先行している、四、五年先行しているなということでありますが、このほどこの新横浜駅南部地区区画整理事業は計画の廃止、白紙撤回が公文書で10月の15日地権者に通知されたわけであります。このようにこれからこのような区画整理事業の廃止やあるいは白紙撤回、あるいは事業計画の見直し、こういうものがどんどん出てきて、そのことが行われない限りは、区画整理事業地内の地権者は大変な縛りを受ける。しかも、30年、40年といったら大変な期間になるわけであります。こういうようなことを考えてみますと、国土交通省が平成13年7月6日付、去年の7月に出しました国土交通事務次官通達には、国土交通所管の公共事業の再評価実施要綱というものが出されております。私はこのような大規模な区画整理事業、まさに目的も失い、今見直さなければいけない、国がこういうことをやっている、地方自治体、住民自治という観点から私はこの北部開発、再評価を早急に行うべきである、このように思います。そして、そのためにはまず基本となる住民合意、このことをなくして区画整理事業というものは決して成熟することがないということであります。さて、そういう意味からすれば、平成22年あるいは27年というようなことで区画整理事業がとても完成するとは思われない。ましてや柏市だけでも952億円もの大変な税金を投入するようなこの区画整理事業、今しっかり見直しをする、その要求をまさに私たち議会がしていかなくてはいけない、このように思うわけであります。その意味からも、主旨3・4にはぜひ皆さん全員、全会一致ということの採択をお願いします。 それから、請願94号、これは住民基本台帳ネットワークシステムの件であります。先ほど岡田総務委員長も執行部の答弁として言っておりましたが、安全が確認されるまでは切断をするというのが柏市の危機管理マニュアルにも書いてあります。今回のこの請願94号は、こういう内容であります。住基ネットへの結合の結果、市民の基本的人権をじゅうりんするおそれが明らかに予見される場合、明らかにわかる場合、柏市は速やかに住基ネットからの離脱を行うようお願いしますと、こういうことであります。現在全国約400万人がこの住基ネット切断をしているという状況であるという中で、柏市の電子計算機処理にかかわる個人情報保護条例、この第1条の目的を読んでみますと、この条例は本市の保有する電子計算機処理にかかわる個人情報の取り扱いに関する基本的事項を定めることにより、行政の公正かつ円滑な執行を図りつつ、市民の基本的人権を擁護することを目的とすると、こうなっております。今回のこの請願、まさにこの基本的、じゅうりんがされるおそれが明らかになる場合、住基ネットから離脱ということでありますから、私たち議会で認めたこの保護条例、これをやはり私たちは遵守するというのは当然であります。国の個人情報保護条例がまだできていない。そして柏市のこの個人情報保護条例から照らしましても、この請願趣旨は採択すべきものだと当然に思うわけであります。また、住民基本台帳法によれば、その住民基本台帳の管理者は市町村長であります。柏で言えば本多市長であります。このような条例それから法を照らし合わしても、柏市民の基本的人権を守るのはまさに本多市長であります。それから、柏市のこの住基ネットシステムの危機管理マニュアル、委員会で各部長にあるいは担当課長、理解していますか、だれも理解していない。結局何か起これば、民間業者に委託してそのチェックをお願いするしかないという、こういうような状況、この請願者の気持ちは十分にわかりますし、また来年8月から本格稼働されますと、住民カード、これはもちろん議会での承認になりますけれども、福祉カードや図書カード、施設利用カード等こういうふうなものに拡大されていき、まさに個人情報がハッカー等によって侵入された場合は丸裸にされていく、こういう危険を持つ住民基本台帳ネットワークシステムであります。ですから、ぜひ皆さんにはこの請願94号、全会一致で採択されるよう強くお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(西富啓一君) 次に、請願86号の主旨2、94号について、川崎儀一君。          〔28番 川崎儀一君登壇〕 ◆28番(川崎儀一君) 日本共産党市会議員団を代表して、ただいま議題となりました請願第86号の主旨2、並びに請願第94号、住民基本台帳ネットワークシステムについて、両案は議決に至らず、並びに不採択であります。私は、採択すべきという立場から討論を行います。まず、請願86号の主旨2についてであります。請願者は、この請願趣旨と理由について次のように述べております。政府税調は6月14日、あるべき税制の構築に向けた基本方針を小泉首相に提出いたしました。この中で消費税については極めて重要な税であり、今後その役割を高めていく必要があるとするほか、高齢者に対します税控除を見直し、特に公的年金等控除については、社会保険控除があるので本来不要と考えられる。このように述べて、国民負担増と給付カットを打ち出している、このような認識を示した請願であります。また、来年4月からは医療改悪による1兆5,000億もの負担増に加えて、介護保険料を引き上げ、年金給付の削減など3兆2,000億円もの負担増が国民の暮らしを直撃いたします。このような中で消費税の引き上げを行えば、ますます個人消費を低め、地域経済の発展はもとより、日本経済の景気の回復には役立たない、こういうことになるということを指摘をしているわけであります。そして、不良債権処理を理由に中小零細商工業者を経営困難、あるいは倒産に追い込むような融資打ち切りや貸しはがしをやらないよう、政府として金融機関への指導を徹底するよう求める意見書を求めているのであります。私は、これは極めて当然のことではないでしょうか。関係者がおられれば大変不愉快かと存じますが、最近三井住友銀行は貸しはがしをやれという内部文書が暴露されました。国会でも問題になっております。これは、信用のない、返せないところほど金利を高くして、だめだったらどんどんそれは融資を切りなさいという内部文書であります。これが横行をしているわけであります。その指標の大きな1つを私はここでも申し上げたいと思います。全国の銀行の預貸金速報を見ますと、2000年は貸し出し462兆円、2001年には447兆円とダウンをしております。2002年に入って3月以降の毎月を見ましても、月々の貸し出しは3月がマイナス16兆、4月が11兆、5月は44兆、6月は16兆、7月も16兆、9月は14兆、こういうふうに全国の銀行では貸し出しをどんどんどん減らしている。これが銀行業種別に見るともっとひどい。そして、その及ぼす影響は極めて重大であります。私はこういう実情を踏まえて、これでは失業者や倒産がふえて大変だというのは、最近の政府の調査結果でも発表されているところであります。このような指標を踏まえて、こういうことをしないでほしいという意見書を政府に出すことは、極めて喫緊の必要なことではないでしょうか。採択を主張するものであります。 次に、請願94号、住基ネットについてであります。今前の議員が述べられました。私もこれまで前議会、私を初めとして多くの議員が問題にいたしました。柏市の、請願者は個人情報の漏えいやシステムの問題などいろいろな問題点がある。だからこういうことを専門家も指摘をされている。柏市の電子計算機処理に係る個人情報保護条例の第1条には、市民の基本的人権を保護することを目的とするということを明記しているではないか。こうした立場から見れば、住基ネットへの結合の結果、柏市民の基本的人権が侵されるおそれが明らかに予見される場合には、柏市は速やかに住基ネットから離れてほしいという、極めてこれまた当たり前の請願であります。私は繰り返すことをやめますが、何といってもこの住基ネットの戸籍台帳法の改正の経過も問題であります。これも指摘をしたとおりであります。国会で審議中に中間報告を求めて強行採決をしてしまう、極めて異例なことでありました。それからさらに、個人情報保護法が必要だと言っていながらいまだにできておりません。それなのに今度の、さきの国会ではさらに行政手続オンライン化法でさらに事務を百十幾つも追加をする。極めて逆行したやり方ではないでしょうか。そして現在もなお多くの自治体で必要な条例をつくったり、自治体の首長としてはこういう予見される場合には、我孫子の市長でさえネットから離脱するということを、市長権限でやるということも条例化しております。これほど行政の現場に混乱と住民の皆さんに不安を与えている行政は、いまだかつてなかったのではないでしょうか。私は、柏市の適切な対応を求めるこの請願趣旨を採択すべきものと強く主張をし、討論を終わるものであります。 ○議長(西富啓一君) 次に、請願32号、49号、88号、89号の主旨1、90号、92号の主旨2・3、101号の主旨1から4・6・7について、野村洋子さん。          〔27番 野村洋子君登壇〕 ◆27番(野村洋子君) 日本共産党の野村洋子です。請願88号、89号、90号、92号、101号、継続中の請願32号、49号について、これらは各委員会での結果は不採択、継続、議決を得るに至らずとなっております。私はいずれも採択を主張する立場から討論を行います。まず、請願88号、101号でありますが、いずれも子供たちに行き届いた教育、保育環境の充実を求めるものであります。88号は、保育料の値下げ、公立保育園における正規保育士の時間外保育への配置、看護婦の配置、エアコンの設置などを求める内容となっております。今男女共同参画社会を推進しようとしているとき、保育園は女性が子供を産み安心して育て、働き続けるためには欠かすことのできない施設であります。その保育園の保育料は今や最高額5万9,000円、その上時間外保育料は最高で5万8,100円、これは平均でも5,500円にも及びます。これらは、父母の負担増を招いております。時間外保育料の徴収は、かねてから主張しておりますけれども、行うべきではありません。また、時間外に正規保育士配置についてでありますが、現在公立21園中時間外に資格のある保育士が全くいない園は4園もあります。幼い子供たちを預かる公立の保育園でのあるべき姿とはいえません。市も努力をして来年度実施の方向を出しているわけでありますから、議会としてはぜひこれは採択をして、一日も早い実現を促すべきではないでしょうか。さらに看護婦の配置についてであります。現在正規6名、臨時が9名で対応しております。今父母の皆さんから病児保育の要望も強く出されているときでもあります。子供たちがちょっとぐあいが悪いと、現在はすぐに親に連絡をして迎えにくるように言います。またこれは昨年から、昨年の年度途中からでありますけれども、薬は保育園に持たせないでほしい、こういったことも行われております。もし各園に看護婦さんがいれば、日常的に子供たちの様子を見ているわけでありますから、少し熱がある程度でもこれは大丈夫ではないか、あるいは病気が治っても薬は飲ませたい、そういう子供たちに対して看護婦さんがいれば対応できる。こういうことからぜひ各園に看護婦さんを配置してほしい。これが父母の皆さんの切実な願いであります。子供たちの健康を守る立場、また親の勤務を保障するという2つの役割を持つ保育園としては、看護婦の常駐は必要であります。市ももう少し努力をすれば実現できると思いますし、これはぜひ採択をして市に実施を迫るべきだというふうに思います。また、エアコンの設置でありますけれども、これは最近異常に気温が高くなっている中、また保育園は夏休みもないわけでありますから、これは当然親の願いにこたえることが必要であります。 請願101号は、西口こばと無認可保育園に対する助成金の増額についてであります。かつて公立がゼロ歳児をやっていなかった、保育をしていなかった時代から、こばとや西口共同保育所は公立の不足を補ってきたという面があります。しかし、今も待機者がこの11月1日では150人にもなっている、こういう状況の中ではまだ役割が終わったとはいえません。市立保育園と同じように健康診断の実施や運営費の増額など、父母の願いに積極的にこたえていくべきであります。 次に、請願89号、90号、92号についてであります。これらは乳幼児医療費の問題、それから国保の充実についてであります。乳幼児医療費年齢引き上げと来年度からの実施、自己負担分200円を市が負担することや、また県に要望してほしいということでありますけれども、これはこれまで何回も繰り返しておりますけれども、これまでの制度から言えば大きな前進であります。しかし200円の一部負担、これはこれまで柏市が行っていた施策を後退させるという面もありますので、これはぜひ市としても引き続き努力をしていくことが必要ですし、請願者が言うように県にも要望していくということは、これは当然やらなければいけない問題ではないでしょうか。また、国保の問題でありますけれども、すべての住民が必要な医療を受けられるように、保険料の負担と給付の改善のために国や県に意見書や要請を上げるように求める内容であります。先日日本共産党が市民アンケートを行いましたけれども、この中で市政にやってほしいことの一番が国保料の引き下げでありました。33.1%の人が望んでおります。国民健康保険に限った質問では保険料を下げてほしい、これが56.1%、現状でよいが13.7%でありますから、現状でよいの4倍以上となって保険料を下げてほしいというのが願いであります。長引く不況の影響でリストラや倒産、失業で国保加入者がふえ続け、柏市では平成13年度の加入者は平成10年度の1.2倍にもなっています。そのうち年間所得が300万円未満の人が80.2%を占めています。さらに、保険料の滞納状況を見ますと、年間所得300万円未満の人が滞納者全体の83.5%を占めているわけであります。ですから、これは低所得の、低い方々に国保料の負担がいかに重くのしかかっているか、このことのあらわれではないでしょうか。健康保険制度というのは、そもそも労働者のためのものという考え方から発足した経緯があり、労使折半で費用負担をするという考え方が国保にも引き継がれております。社会保障という点から見ても、国は少なくとも医療費総額の半分を負担することが必要です。しかし、政府は84年に国民健康保険に対する国庫負担率を医療費の45%から38.5%に引き下げました。自民党政府が社会保障への公的責任を放棄し、国保への国庫負担金を引き下げ始めたときから、加入者個人への負担が強められてきました。今や保険料の設定は、加入者の支払い能力を超えてしまっています。この高過ぎる保険料と今の最悪の不況が保険料滞納世帯の増加の要因になっているのではないでしょうか。また、国庫負担の削減は加入者だけではなくて、事業主体となる自治体にも深刻な財政赤字をもたらしています。国庫負担と保険料だけでは、国保運営ができない仕組みになっているからです。今必要なことは、住民も自治体も含んだ国民的な世論で国に果たすべき責任を果たさせていくことが必要ではないでしょうか。そもそも社会保障の役割とは何か。低所得の、低い方々からお金持ち、子供からお年寄りまで、国民だれもが平等に安心して医療を受ける権利が憲法で保障されております。お金のあるなしにかかわらず、だれもが健康で文化的な生活を送ることができるように、国が責任をもって国民の所得を再配分し、その価格格差是正に努めることこそが本来の社会保障の果たすべき役割であります。また、税金以外に高い保険料を払っている国民の努力にこたえ、国と自治体が相応の負担に責任を持ち、国民生活のさまざまな困難の解消に努めることが社会保障の精神ではないでしょうか。国民健康保険法第1条には、この法律は国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保険の向上に寄与するとあります。国保は国民皆保険の方針に基づき、国の責任で行う社会保障として、国民の生活と健康を支えるべき制度でなければなりません。よって、89号をぜひ採択をして、県や国にこの議会として意見書を上げるのは当然のことではないでしょうか。 次に、継続中の請願32号、49号、公団住宅を公共住宅として存続させる意見書について、建設委員会では継続であります。私はこの問題もずっと採択を主張してきておりますけれども、先ほども委員長報告がありましたように、豊四季団地再生を考える会、10月16日に発足をいたしました。当初公団は商業施設とか地域コミュニティとか、水と緑と安全、街並みと住まい、このような4つの分科会を設定し、学識経験者とか近隣町会長、あるいは自治会と市が入って協議する。そして、グランドプラン作成の下敷きにする、このようなことでありました。しかし、住民は建てかえた後にどのような家賃になっていくのか、そのことによってどんなにいいまちをつくっても住み続けることができるかどうかわからない。このようなことから建てかえ問題の分科会を提案し、これが発足をいたしました。12月7日であります。先ほどの報告では、市は幹事会に入るということでありましたけれども、この分科会にも市は職員の方が出ていただいております。大変御苦労さまではありますけれども、ぜひこれは引き続き出ていただいて家賃の問題がどうなるのか…… ○議長(西富啓一君) 野村議員、時間です。 ◆27番(野村洋子君) これらについてもぜひ市の立場で積極的に関与していただきたいと思います。豊四季団地は、居住者にとっては単なる借り物の住居ではなくふるさとになっています。ここで我が国の成長を支えて働き、子供を育て送り出した、そうした居住者がついの住みかとして安らぎを全うできるように、そういうことを基本に据えてすべての計画が図られるべきであります。市もその立場でぜひ参加していただきたいと思います。千葉県の老人保健福祉計画の中には、今後建てかえに着手する公営の大規模団地については、地域の福祉サービスの提供拠点となる施設を併設する、このようなことも触れられておりますので、ぜひ公営住宅も含めて市は情報も提供し、居住者の願いにこたえていただきたいと思います。そのような立場からぜひ採択を強く主張するものであります。 ○議長(西富啓一君) 次に、請願91号、102号について、青木裕美君。          〔25番 青木裕美君登壇〕 ◆25番(青木裕美君) 請願91号と102号、有事法制に反対する意見書、有事3法案を廃案にする意見書の提出を求める請願であります。いずれも採択を主張をして討論を行います。アメリカによるイラク攻撃をにらんで海上自衛隊のイージス護衛艦きりしまが16日午前9時前、多くの国民が反対の声を上げる中、母港の横須賀基地からインド洋に向け出港しました。アメリカ支援でのイージス艦派遣は初めてであります。国連によるイラクの大量破壊兵器の査察が行われ、世界がその平和的解決を望んでいるにもかかわらず、アメリカの無法な戦争への協力姿勢を鮮明にすることをねらった政府与党の決定によるもので、与党内にさえ反対意見があるのに国会での論議を行うことなく決定したのは、国民主権の観点からも問題であります。自民党の山崎幹事長が東京都内で行った講演で、自衛隊の活動強化をもって対イラク作戦に浸透するようにすると語っていたこと。16日に開かれた日米安全保障協議委員会での、対イラク武力行使が不可避という事態になれば、日本として主体的に考えて役割を果たしていきたいとの川口外務大臣の発言などから、イージス艦派遣の真の目的がアメリカのイラク攻撃への支援であることは明らかであります。イージス艦の性能は、半径数百キロの範囲で200カ所以上から飛んでくる飛行物体を瞬時に探知し、識別をして、しかも優先順位までつけて追尾をする。それと同時に10個以上100キロの射程距離で自動的に攻撃できるミサイルを搭載をしております。単に探知能力だけでなく、そういう攻撃能力も持っております。既に自衛隊が行っているのは、アメリカ艦船への燃料補給ですが、補給した燃料が対イラク武力攻撃に使われない保証はなく、今回派遣されるイージス艦が収集した情報が対イラク武力攻撃に利用されない保証もありません。昨年もアメリカは日本にイージス艦の派遣を要請をしましたが、自民党内からも集団的自衛権の行使につながるという反対意見があり、政府は派遣を見送らざるを得ませんでした。イージス艦が高度な情報収集能力と攻撃能力を持ち、アメリカ軍の武力行使と一体化する危険性が極めて高いからであります。国民の強い反対にもかかわらず派遣に踏み切ったのは、小泉内閣の対米追随姿勢を改めて浮き彫りにするものとして、厳しく糾弾をされなければなりません。今回のこうした事態は、有事法制が制定されたときの危険性を示すものとして重要であります。テロ対策特別措置法では、後方支援に限るという一応の歯どめがあるにもかかわらず、日弁連のテロ対策特別措置法を逸脱している疑いがあり強く反対をするとの、イージス艦派遣反対の声明の中でも、もしアメリカ艦隊がイラクへの全面空爆を開始した場合には、日本のイージス艦は当然にアメリカの戦争体制に組み込まれ、アメリカ軍の武力行使と一体化をした作戦行動に参加することになると指摘をしているように、イージス艦の派遣は有事法制の事実上の先取り的内容ということができます。 さらに政府は、国民保護法制の前倒し制定を打ち出し、国民の批判をそらしながら、有事法制の強行をねらっております。この国民保護法制も全く国民を欺くものであります。その内容は、結局国民保護に名をかりて有事の際に国民を強制的に疎開、避難させ、さまざまな統制措置をとるなど、強制が伴い、有事への備えだということで、防災訓練のように有事訓練をやるということも含まれ、国民を強制動員することになります。また、事業者に対する物資の保管命令や取り上げ、違反者への罰則規定を明記するなど、国民保護を名目に武力攻撃が発生していない事態から、国民動員体制を固めてしまう内容となっております。私は、前議会でも同様の請願について採択を主張する討論を行いましたが、その内容は主に有事3法案が憲法9条を真っ向から踏みにじり、日本を戦争をしない国から戦争をする国へと変えてしまう、世界の平和を求める大きな流れに逆行する法案であることを明らかにするものでした。この間政府が若干の法案の修正や国民保護法案を前倒しで制定する動きなどを見せても、有事法案の危険な本質は何ら変わるものではありません。国民の批判は、有事法制がアメリカ軍の行う無法な戦争に自衛隊が武力行使をもって参戦をし、国民を動員するという点にこそあります。したがって、有事法案は廃案しかありません。よって請願91号、102号を採択し、政府に意見書を提出するよう主張して討論といたします。 ○議長(西富啓一君) 以上で討論を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) これより順次採決を行います。 ○議長(西富啓一君) まず、第1区分の請願88号の主旨8、95号の主旨1から3、96号、97号、99号の主旨3・4、101号の主旨5・8、103号、104号の主旨1・3・4、6から9を一括して採決いたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立全員であります。よって委員長報告のとおり決しました。 ○議長(西富啓一君) 次に、第2区分の請願95号の主旨4・5、98号、104号の主旨2・5、請願88号の主旨6、91号、93号、94号、102号、請願13号の主旨2、28号、30号、36号の主旨3、37号、40号の主旨1、63号の主旨4、88号の主旨3、89号の主旨4を一括して採決いたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって委員長報告のとおり決しました。 ○議長(西富啓一君) 次に、第3区分の請願88号の主旨1・2・4・5、請願29号、32号、49号、101号の主旨6・10を一括して採決いたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって委員長報告のとおり決しました。 ○議長(西富啓一君) 次に、第4区分の請願86号の主旨1、99号の主旨2、請願34号の主旨2を一括して採決いたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって委員長報告のとおり決しました。 ○議長(西富啓一君) 次に、第5区分の請願63号の主旨3、89号の主旨3、90号の主旨1、92号の主旨1・4、99号の主旨1・5、101号の主旨9を一括して採決いたします。 委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって委員長報告のとおり決しました。 ○議長(西富啓一君) 次に、第6区分の請願89号の主旨2を採決いたします。 委員長報告は採択でありますが、本件を継続審査とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件を継続審査とすることは否決されました。 重ねてお諮りいたします。 本件を採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件は不採択と決しました。 ○議長(西富啓一君) 次に、第7区分から第12区分の各請願はいずれも委員長報告のとおり委員会において議決を得るに至っておりません。これより順次継続審査、不採択、採択の順にお諮りいたします。 ○議長(西富啓一君) まず、第7区分の請願86号の主旨2についてお諮りいたします。 本件を引き続き継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件を継続審査とすることは否決されました。 重ねてお諮りいたします。 本件を不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。 採択についてお諮りいたします。 本件を採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件は継続審査、不採択、採択のいずれも過半数に達しませんでしたので、議決を得るに至りませんでした。 ○議長(西富啓一君) 次に、第8区分の請願88号の主旨7についてお諮りいたします。 本件を引き続き継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件を継続審査とすることは否決されました。 重ねてお諮りいたします。 本件を不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。 採択についてお諮りいたします。 本件を採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件は継続審査、不採択、採択のいずれも過半数に達しませんでしたので、議決を得るに至りませんでした。 ○議長(西富啓一君) 次に、第9区分の請願89号の主旨1、92号の主旨2・3についてお諮りいたします。 本件を引き続き継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件を継続審査とすることは否決されました。 重ねてお諮りいたします。 本件を不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。 採択についてお諮りいたします。 本件を採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件は継続審査、不採択、採択のいずれも過半数に達しませんでしたので、議決を得るに至りませんでした。 ○議長(西富啓一君) 次に、第10区分の請願90号の主旨2、101号の主旨1から4についてお諮りいたします。 本件を引き続き継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件を継続審査とすることは否決されました。 重ねてお諮りいたします。 本件を不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。 採択についてお諮りいたします。 本件を採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件は継続審査、不採択、採択のいずれも過半数に達しませんでしたので、議決を得るに至りませんでした。 ○議長(西富啓一君) 次に、第11区分の請願90号の主旨3についてお諮りいたします。 本件を引き続き継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件を継続審査とすることは否決されました。 重ねてお諮りいたします。 本件を不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。 採択についてお諮りいたします。 本件を採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件は継続審査、不採択、採択のいずれも過半数に達しませんでしたので、議決を得るに至りませんでした。 ○議長(西富啓一君) 次に、第12区分の請願101号の主旨7についてお諮りいたします。 本件を引き続き継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件を継続審査とすることは否決されました。 重ねてお諮りいたします。 本件を不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。 採択についてお諮りいたします。 本件を採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立少数であります。よって本件は継続審査、不採択、採択のいずれも過半数に達しませんでしたので、議決を得るに至りませんでした。                   〇 ○議長(西富啓一君) 日程第3、請願87号、100号を議題といたします。 ここで地方自治法117条の規定により、塚田裕也君、山沢啓伸君、溜川良次君の退席を求めます。          〔12番 塚田裕也君、21番 山沢啓伸君           33番 溜川良次君退席〕 ○議長(西富啓一君) 請願87号、100号について、教育経済委員会における審査の経過と結果の報告を求めます。宮崎教育経済副委員長。          〔教育経済委員会副委員長 宮崎浩子君登壇〕 ◎教育経済委員会副委員長(宮崎浩子君) 教育経済委員会に付託されました請願87号、父母負担を軽減し教育の豊かな発展について、100号、幼児教育振興補助金等につきまして、その審査の経過と結果の御報告を申し上げます。 まず、委員から、経済状況から幼稚園の保育料を滞納されている事例があるのかとの質疑があり、当局から、私立の状況は把握していないが、かしわ幼稚園においては1名の遅延があるとの答弁がありました。また、委員から、預かり保育、子育て支援の取り組みの状況について質疑があり、当局から、平成12年度の調査では12園で預かり保育を実施しているとの答弁がありました。また、委員から、私立幼稚園27園の園児1人当たりに対する補助に比べ、市立幼稚園は32名の園児で約4,000万円の費用がかかっている。こうした公私の保育費用の格差は年々拡大する一方であり、幼稚園と保育園の一元化を真剣に検討する時期ではないか。野田市での幼保一元化の取り組みや、群馬県太田市での子ども課を設置し、子供に関することは窓口を一つにするなど、児童家庭部との連携、予算の適正配分、スクラップ・アンド・ビルドをして、財源を生み出す工夫が必要であるとの意見がありました。また、委員から、私立幼稚園への補助、教育に対しては実態や近隣市の状況を的確につかみ、財政当局に開発ばかりではなく、教育予算を拡充するよう要請すべきであるとの意見がありました。採決の結果、請願87号、100号はいずれも全会一致をもって採択すべきものと決しました。以上で報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) ただいまの報告に対し、質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) これより採決を行います。 請願87号、100号を一括して採決いたします。 副委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立全員であります。よって副委員長報告のとおり決しました。 ○議長(西富啓一君) 塚田裕也君、山沢啓伸君、溜川良次君の除斥を解きます。          〔12番 塚田裕也君、21番 山沢啓伸君           33番 溜川良次君着席〕                   〇 ○議長(西富啓一君) 日程第4、平成13年度柏市歳入歳出決算の認定について、平成13年度柏市病院事業会計決算の認定について、及び平成13年度柏市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。          〔末尾参照〕 ○議長(西富啓一君) 平成14年第3回定例会において決算審査特別委員会に付託、審査中の議案第11号、平成13年度柏市歳入歳出決算の認定について、議案第12号、平成13年度柏市病院事業会計決算の認定について、及び議案第13号、平成13年度柏市水道事業会計決算の認定については、決算審査特別委員会委員長より審査が終了した旨報告がありましたので、その審査の経過と結果の報告を求めます。成島決算審査特別委員長。          〔決算審査特別委員会委員長 成島 孝君登壇〕 ◎決算審査特別委員会委員長(成島孝君) 平成14年度第3回定例会におきまして、当決算審査特別委員会に付託されました議案第11号、平成13年度柏市歳入歳出決算の認定について、議案第12号、平成13年度柏市病院事業会計決算の認定について、議案第13号、平成13年度柏市水道事業会計決算の認定について、その審査が終了いたしましたので、審査の経過と結果につきまして御報告を申し上げます。 審査につきましては、9月20日に初会合を開き審査方法、審査日程を決定し、10月30日に総務委員会所管分、11月6日に教育経済委員会所管分、11日に民生環境委員会所管分、14日に建設委員会所管分を審査いたしました。その後19日には第二清掃工場建設現場、新栄町町会ふるさと会館の現地視察を行った後、総括審査を行いました。そして、11月26日には報告書の取りまとめ及び採決という日程で進めてまいりました。採決の結果、議案第11号及び第13号は賛成多数で、議案第12号は全会一致でそれぞれ原案のとおり認定すべきものと決しました。お手元に配付の決算審査報告書には、審査の過程において一般会計、特別会計、病院事業会計及び水道事業会計について各会派から意見、要望が出され、総括的、大綱的なもので全会一致で記載すべきものと決した12項目の意見、要望を付してございます。市当局におかれましては、これらの意見、要望事項を真摯に受けとめられ、今後の行財政の執行に万全を期されることを望む次第でございます。 なお、意見、要望事項の取りまとめの過程におきまして、報告書に記載した12項目以外にも各会派から意見、要望事項が提出されておりますので、主なものを付言したいと思います。市民の生命や財産を守り、安全、安心のまちづくり推進のためにも、防犯、防災を強化し、バリアフリー施策を推進されたい。本市と我孫子市、沼南町との2市1町の合併調査との同時進行で、本市と沼南町との合併シミュレーションを早急に作成されたい。全庁的にジェンダーフリーの視点での施策推進を図るとともに、DV対策相談窓口の充実を図られたい。国保事業の運営に当たっては、国に対し負担率の引き上げを求めるとともに、市民の命と健康を守るため値上げは行わないようにされたい。公設市場のあり方について、早急に方向性を示されたい。文化、教育情報基盤の重要な役割を担う新中央図書館の早期実現に向けて取り組まれたいなどの意見、要望がありました。以上で報告を終わります。 ○議長(西富啓一君) ただいまの報告に対し質疑を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 以上をもって質疑を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) これより順次採決を行います。 ○議長(西富啓一君) 議案第12号、平成13年度柏市病院事業会計決算の認定について採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案認定であります。 本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり認定されました。 ○議長(西富啓一君) 議案第13号、平成13年度柏市水道事業会計決算の認定について採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案認定であります。 本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり認定されました。
    ○議長(西富啓一君) 議案第11号については討論の通告があります。順次発言を許します。 反対討論、本池奈美枝さん。          〔13番 本池奈美枝君登壇〕 ◆13番(本池奈美枝君) 護憲市民会議、新社会党の本池奈美枝でございます。私は議案第11号、平成13年度柏市歳入歳出決算の認定についてでありますが、反対する立場から討論を行います。まず財政運営でありますが、決算カードから過去5年間を比較してみますと、経常収支比率、公債費比率、債務負担行為比率などの悪化により、財政の硬直化がますます危惧される状況が見られます。特に債務負担行為比率においては、12年度から見ますと2.9%から8.0%で、一挙に上がっております。この理由としては、北部開発関連事業を加えたことによると聞いております。このことは、常日ごろ指摘しております開発優先型の市政であることを裏づける数字といえます。さらに、地方債と債務負担行為支出予定、つまり市の借金は1,450億強であり、柏市の1年間の一般会計、特別会計合わせた予算額に相当する額であります。また、職員数の推移を見ますと、年々人口は増加しておりますが、職員の採用は減少しております。その反面非常勤職員はふえており、平成13年度を見ますと、職員の一般職は2,246人であり、臨時職員は1,349人であります。私はこの現状を見て危惧するのは、公務員としての自覚の持ち方、責任のあり方等と市民サービス低下につながるのではないかと考えます。もちろん少ない人数で最大の効果を生み出さなければなりませんが、人口に比例して職員数も決められております。必要なところには必要な人数を確保、配置することが市民に対する最大のサービスだといえます。また、今回の決算委員会でも税財源確保への努力、つまり未利用地の処分や不納欠損等が議論され、収納率を高める努力が十分なされたとはいえないことも指摘されており、さらなる努力が必要といえます。また、補助金のあり方ですが、公平、公正な基準の中で市民に理解され、生きた補助金にするためにももっと内容の精査が必要だといえます。さらに、委託による調査等々でありますが、13年度も大変多くの委託が見られます。その内容についても、どうしても委託でなければできないのかどうか、そのことも含め、その専門性等と中身を精査する必要も見られます。また、その成果品でありますが、すべてが公開されておりません。もちろん内容によってはプライバシーに関する報告もあるとは思いますが、原則公開とすべきであります。行政資料室に必ず1部は置く必要があると考えます。最後に、市の税の使い方は北部開発関連事業や第二清掃工場関連事業へ優先配分されており、学校施設、特に耐震診断による補強、改修がおくれているといえます。15年度予算編成が今進められている時期でありますので、市民が今一番何を必要としているのか。少子・高齢化が確実に進んでいる中で、福祉、教育を最優先に予算の配分をし、不況、リストラが続く現状で生きた税の配分を効率、効果的に行うとともに、市債をこれ以上ふやさないことを申し上げ、討論を終わります。 ○議長(西富啓一君) 続いて反対討論、渡部和子さん。          〔26番 渡部和子君登壇〕 ◆26番(渡部和子君) 日本共産党の渡部和子です。私は日本共産党を代表して、平成13年度一般会計、特別会計決算の認定について、認定できないという立場を明確にして討論を行います。まず初めに、今回の決算審査委員会の運営について一言述べさせていただきます。ここ何年間か決算審査は、1日に1つの委員会の審査を行い、一問一答制、1人おおむね30分という時間をとって行ってきました。時間については十分とは言えませんが、活発に審査を行ってきました。ところが今回は、少数会派の意見を無視し、多数決で持ち時間を1人20分に削減してしまいました。20分という時間で一般会計、特別会計、病院、水道事業など十分な審査が行えるでしょうか。議会の活性化とは全く逆行しています。今回の決算審査の終了時間を見ますと、質問しない委員さんがいたこともあり、1時に始まり、早い日は4時15分に終わっています。市民から選ばれた議員として、チェック機能としての役割を果たせるよう十分な時間を保障すべきです。 具体的内容に入ります。まず1点目、市民負担の問題です。今日深刻な不況のもとで雇用や医療、介護、年金など将来に対する不安が大きく広がっています。このようなとき、柏市が市民の願いにこたえる、暮らしを守る立場でどう市政運営を行ってきたのか、このことが問われていると思います。ところが13年度は、あけぼの山農業公園芝生広場や野球場、庭球場の使用料、廃棄物処理手数料の見直しのほか、新たに近隣センター、勤労会館使用料の制定、国民健康保険料の大幅引き上げが行われました。近隣センター有料化と国保の値上げだけでも約3億5,000万円の負担増です。近隣センターは、予約システムが導入されてから予約をとるまでに何度も足を運ばなければならず、かえって使いづらくなった、時間帯の区分が変わり、特に12時から3時が使いづらい、また有料化されたことにより、会費の値上げをせざるを得なくなったというサークルからの声がたくさん寄せられています。とりわけ高齢者に配慮してほしいという市民からの声にあるように、使用料が同じように取られるため、お年寄りの将棋同好会が解散したという事実もあります。そもそも近隣センターは、地域のコミュニティをはぐくむ場として市民が気軽に無料で利用できる施設として整備されてきたものであり、13年度は延べ人数で108万人を超える人が利用しています。設置の趣旨や利用の現状を考えれば、近隣センターの有料化や使用区分の変更は容認できるものではありません。2点目、第二清掃工場建設とリフレッシュ公園整備の問題です。13年度は、第二清掃工場建設の用地買収や物件補償、リフレッシュ公園にかかわる事業で合わせて約38億円の支出です。この間用地選定や環境問題、ごみ減量への取り組みなど市民からはさまざまな疑問や不安が提起されてきましたが、まず清掃工場建設先にありきの姿勢でどんどん計画が進められてきました。13年度は、地元対策として新栄町会に2億2,000万円が補助金として交付されていますが、基準の不透明さ、過大過ぎるのではないかなど論議となりました。情報公開の推進、開かれた公正な市政運営が行われたとはとても言えません。3点目、常磐新線と北部巨大開発についてです。常磐新線自体の財政負担と合わせ、さらに開発に係る費用は莫大なものです。バブルがはじけ、社会、経済状況が大きく変化しています。にもかかわらず、計画の見直しは全く行われず、市民の反対を押し切って事業を進めていますが、将来にわたって市民にしわ寄せを課すものです。北部の農業振興の面からも、優良な農地を7割以上もつぶし、一方で上利根地区に農業生産法人を立ち上げ、農を生かしたまちづくりを進めるなど矛盾に満ちた計画です。真剣に農業を生かし守ろうというならば、今ある農地を大切にしていくことこそ行政のとるべき立場であり、計画は見直すべきです。首都圏新都市鉄道会社の運営については、この間マイカルの社債を購入して110億円もの損失を出しています。新聞報道によれば、今度は新線会社は流山鉄道に融資をすると言われています。第三セクターといっても9割は自治体が出資をしている、つまり税金です。これらについても株主として十分チェック機能を果たしているとは思えません。さらに、鉄道の事業計画も市民には全く明らかにされていません。このような状況のもとで計画だけがどんどん進められることは、極めて問題です。4点目、教育予算についてです。かつては一般会計に占める割合が20%を超える時期がありました。10年前の平成3年度は16.5%でしたが、13年度は11.5%です。確かに学校の建設に追われた時期もありましたが、今日施設が老朽化する中、耐震診断や補強工事、外壁改修等は急がなければならない課題です。ところが耐震診断の実施は13年度でやっと全体の48%、校舎の補強工事に至っては13年にやっと始まったというおくれた状況です。平成11年3月に光中の外壁が崩れ落ちて車3台が破損するという事故がありましたが、13年中外壁の調査は行われず、またもや旭小の外壁が崩れ落ちました。これでは子供たちの安全は守れません。5点目、介護保険についてです。当初国は在宅介護を支える、サービスが選択できるとうたっていましたが、実際にスタートする中で数々の矛盾、問題点が浮き彫りになってきました。基盤整備の問題では、特に特養ホームは現在待機者が500名を超えているように施設が足りず、希望しても何年も入れないという状況です。療養型のベッドにしても、当初計画の354床を大きく下回り70床しか確保されず、さらには1つの事業者が手を引いたため現在では18床という状況です。基盤整備は大きく立ちおくれています。保険料については、ことし9月に市が行ったアンケート調査では、居宅サービスを受けている方の43%、何のサービスも受けていない方の実に42.4%は保険料の額について高いと感じています。来年の保険料改正に向け市は基金の取り崩し、6段階制に変更するなどして、値上げ幅を4.5%程度に抑えようと検討していますが、高齢者の方の不安は解消されません。サービスの利用率が40%台にとどまっている原因の中に、利用料の負担が大変なので使いたいが我慢している、もっと利用したいが、希望するサービスが不足している、合わせて24%にもなっていることは深刻です。基盤整備のおくれやサービス利用率の低さが13年度介護保険の基金に4億8,800万円も残した大きな原因です。6点目、国民健康保険事業特別会計についてです。柏市は、12年度に続いて13年度も保険料の大幅な値上げを行いました。保険料を払いたくても払えない人がふえ続けている中、大変冷たい仕打ちです。この間の国保の状況を見ますと、リストラや失業、倒産などの影響もあり国保加入者は年々ふえ続け、13年度で全世帯の43%、5万3,920世帯となっています。保険料の滞納者は12年より768人ふえて1万340人、そのうちの70%は所得が200万円未満の人です。短期保険証の発行も3,296件になるなど、所得の低い人ほど負担の重い保険料の引き上げは到底容認できるものではありません。以上述べました理由により、平成13年度一般会計、特別会計について認定できないという態度を明らかにして、討論といたします。 ○議長(西富啓一君) 以上で討論を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) これより採決を行います。 ○議長(西富啓一君) 議案第11号、平成13年度柏市歳入歳出決算の認定について採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案認定であります。 本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり認定されました。                   〇 ○議長(西富啓一君) 日程第5、議案第15号から第17号を議題といたします。          〔末尾参照〕 ○議長(西富啓一君) 提案理由の説明を求めます。議案第15号について、市長本多晃君。           〔市長 本多 晃君登壇〕 ◎市長(本多晃君) ただいま議題となりました議案につきまして提案理由を御説明申し上げます。議案第15号は、柏市助役の選任についてでございまして、柏市助役として松尾恵美子氏を選任いたしたく、同意をいただこうとするものでございます。よろしく御賛同を賜りたくお願い申し上げます。 ○議長(西富啓一君) 続いて、議案第16号、第17号について、助役高野晴夫君。          〔助役 高野晴夫君登壇〕 ◎助役(高野晴夫君) ただいま議題となりました議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。議案第16号は、柏市固定資産評価審査委員会委員の選任についてでございまして、柏市固定資産評価審査委員会委員として高田住男氏を選任いたしたく、同意をいただこうとするものでございます。議案第17号は、人権擁護委員候補者の推薦についてでございまして、人権擁護委員候補者として吉永満夫氏を法務大臣に推薦するため、意見を求めるものでございます。以上、提案理由を御説明申し上げましたが、よろしく御審議いただきたくお願い申し上げます。 ○議長(西富啓一君) 本3議案について一括して質疑を許します。古川隆史君。 ◆11番(古川隆史君) 15号の助役の選任の件について幾つかお伺いをしたいと思います。まず1点目は、柏市の助役の定数を定める条例ございますね。あれにたしか平成3年か4年から定数が2になっております。ですから、今回の選任はいわゆる欠員の補充という考えなのかということを市長にお伺いしたいと思います。言葉を返せば、今までが条例違反とは言わないまでも、条例どおりではなかったというようなことで今回選任をされているのかということを1点御確認をさしていただきたいと思います。次に2点目ですね。今回松尾恵美子さんという女性の方ということで、私女性の助役というのは非常にいいと思うんですが、今回のちょっと漏れ伝わってくるとこによると、女性をある意味で前提条件というか、そういう形で市長がお探しになったということも聞いているんですが、そこはどのようなところが本当なのかなということをお伺いしたいと思います。あと3点目は、これは一般質問のときの御答弁でもあったと思うんですけど、やはりこれから予算を組んでいく重要な時期ですよね。ですから、そういうときに新しい方には作業にかかわっていただきたいということをおっしゃっていたんですが、逆に職員の皆さんからすると、ここでまた新しくレクチャーするわけですよね。ですから、これはある意味どうなのかなと思う面があるんですが、そこは市長としていかがお考えでしょうか。4点目ですが、助役を選任する際に1つはいわゆる庁内のマネジメントというか、調整というのも一つの役割だと思うんですけども、もう一つやっぱり専門性ということがあると思うんですね。今例えば前回、前回というかことし初めて職員の民間からの採用されましたよね。あの採用の際に庁内で、各部署からアンケートをとったと思うんですよ。そのときにいろいろ見させていただくと、やはり専門性を有した人が欲しいんだというような結果があるんですね。ですからもちろん職員の専門性を求めるのと、いわゆる助役として専門性を求めるのは話が違う面もあると思うんですが、やはりそういう専門性ということを今回の、やはり庁内にニーズがあるわけですから、そこら辺は今回の助役の選任に関してどのように加味をされたのか。この点をお伺いしたいと思います。ちょっとあともう1点御確認ですが、今回第二助役置くということでその担当、内容をもう1回ちょっと御確認をさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) まず、助役2人制の条例のもとで今回1年9カ月ですか、あいておったわけです。その事情については一般質問のときにも、議案質疑のときでしたか、私ちょっとお話し申し上げましたけれど、本来私は2人置くべき、あった方がよいという立場で探してまいりました。いろいろ人選上の困難もありまして、今回ようやく提案することができたということであります。それから、2人目の助役としての、どういう方がふさわしいかということで探しておりました。私は、その点で女性であるということも大きな一つのポイントであろうと考えておりました。また、市役所の内部からよりはむしろ市役所の外からどなたかお願いできればと、そういう点で絞って探したところです。次に、3番目に予算を組む上でどうかということであります。予算の判断というのは、この方に関して言えばこういう公共団体の予算、あるいは役所の仕事というものについて大変精通をされておりますので、細かい1つ1つの現場についてはまだ御存じないと思いますが、十分に判断いただけるものと、貢献いただけるものと、このように考えております。それから、専門性ということですが、これは先ほどのお答えと関連いたします。助役あるいは特別職あるいは部長程度になりますと、1つ1つの実務の専門性ということでやはりゼネラリストとしての広い見地、良識的な判断というのが最も求められるところでありまして、私は助役にはそういう資質なりそういう能力を期待しておるとこです。 ○議長(西富啓一君) 助役。 ◎助役(高野晴夫君) 事務の所管ということだろうと思いますが、1つは保健福祉部、児童家庭部、市民生活部門それから教育部門、環境部門ということで考えております。 ○議長(西富啓一君) 第2問、古川隆史君。 ◆11番(古川隆史君) ちょっと1つ目の質問の市長の答弁の趣旨が私がお伺いしたのと違うんですが、それはもちろん2人いた方がいいと思うんですよ。それはわかっているんです。ただ、それをある意味庁内のニーズというか、もしくは市長がこういうとこが足りないからどうしても欲しいんだと。やっぱりそういう具体的な御説明あっていいと思いますよね。これだけ財政も厳しい中で幾らかかるのかわかんないですが、相当出費しますよね。ですから、そこら辺は具体的に、それは2人いた方がいいに決まっているわけですよ。ただ、そういうことは一切関係なくて、とりあえず条例に2人って書いたんだから2人だという言い方もできなくもない。私はそういう考え方はいかがかと思うんですが、そういう考え方もあり得るので、市長はその辺どういうふうにお考えですかということをお伺いしているわけです。いわゆる欠員補充だという発想なのか。確かに条例にそう書いてありますから、1人だということは条例違反、違反というか条例に適合していないという言い方もできますよね。そこをしっかりと御答弁していただきたい。もう1つは、具体的にどういうことなのかと。それをお伺いしたい。ここはしっかりと具体的にお答えをいただきたいと思います。それであと予算、何で今この時期になのかというのは、もちろん人選の中でいろいろと難しいとこあったと思うんですよね、相手も、いろいろと、ある意味自分の地位を持たれていますから、それを離れて今回助役に選任の議案に上がるということですから。ただ、現場はどうなのかなと、現場は。そこを私は一番気になるところなのですね。もちろん市長が市役所のトップですから、トップがそうしたいんだと言えばそれでいいのかもしれません。組織ですから。ただ、やはりこれだけ財政状況が厳しい中で、まだ厳しくなりますよね、多分、平成15年度の予算は。そういう非常に難しい作業を行っていくわけですから、そこら辺は庁内、本当大丈夫なのかどうかと。もちろん市長が皆さんに大丈夫かと言えば、大丈夫だと言うと思うんですが、そこは確認されたのかどうか。それ私大事だと思いますよ。そういうことです。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 欠員補充という言葉、余りにも確かに事務的な言葉でありまして、そういう趣旨ではないと思います。助役2人制に置きましたときに、一番最初私が1人目の助役で2番目の助役が土田さんでした。私が1人目の助役をやっておりました。このときの区分は、私がどちらかというと常磐新線並びに沿線開発のことに陣頭で当たっておりましたし、建設部門に詳しかったことがあって建設部門を私がやる。その他の民生部門と分かれましょうか、民生部門を土田助役がやる。そして、総務部門は私と、場合によっては土田助役と分けると。そういう形で進めてまいりました。私が市長になりましてから土田助役が1人になりまして、その次に私が担当しておりましたような建設部門については、もう1人県から木下助役をお招きしてそういう形で分担をいたしました。そういうことを考えてきますと、私はこの柏市の行政をしっかりやっていく、また私を助けてもらうという点では、2人の助役でこの行政を見ていくということが非常に必要なことだと、このように思っております。今回特に外部の方でありますし、女性ということも加味をして、私はやはりこれからの大きな問題であります障害者の福祉の問題でありますとか、あるいは介護あるいは市民活動、そういう民生部門を中心に見ていただこうと、このようなことから招聘をする、この助役を選任するものです。それから、専門性がどうかというんですが、職員に聞いたかということですが、これは人事というものは職員や部下に意見を聞く、それはふだんから私はいろいろ考えておりますけど、あえてそのときに具体的に職員をどうするかということは、これは聞いちゃだめなんです。人事というのは自分の全部の責任で自分の感覚でやるしかないものなんです。ですから、私はそういう意味では聞いておりません。 ○議長(西富啓一君) 第3問、古川隆史君。 ◆11番(古川隆史君) ということは、今障害者福祉であるとか市民生活とか、そういうところを今度のこの松尾さんという方にいわゆるマネジメントというか、していただきたいと。ある意味今の本多市政の中でここはもう1人助役をしっかり置いて、強化というか、やった方がいいよと、そういうふうなことをある意味じゃ頭の中でイメージをしながら人選をされたということだと思うんですが、そういうやはりイメージがあるんだったら、私は専門性は大事じゃないかと思うんですよ。それは大事じゃないと言われればそれまでなんですが。繰り返しになると思うんですが、ちょっとあえてもう1度市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 専門性という漠然とした言葉で、例えばどういうことを実際に古川さんが想像されているのか。それは現場で福祉なり障害なり市民活動に、市役所の現場でやってなければそれが専門性でないということになりますと、これはもとから、外から助役を選ぶとかそういうことはありません。やっぱり役所の中でいろいろな広い分野で見ていただいているということが一つの専門性であり、理解する基礎だと思います。私は、個々のことについてはそれは一つずつ規則なり現場の話を聞いて学んでいけばいいことであって、やはり全体的な見方ということが大切なことだと、このように考えます。 ○議長(西富啓一君) 末永康文君。 ◆14番(末永康文君) 市長にお伺いします。15号議案ですけども、私はこの松尾恵美子さんですか、この人の属人的に云々ということで議論はしませんが、助役の2人制について今の議論の中で1年8カ月間1人で助役が、高野助役がやってきたわけですね。昨年のちょうど今ごろは助役が病気で、その前には市長が市長選挙で、市長が選挙で大変に不在している。でしかも助役が病気、そして助役の代理で総務部長だった、当時の総務部長が監査委員に行くために急遽総務部長になった、現在の総務部長が代理をしましたね。そういう経過の中で、みんなが努力して大変な思いをしてやってきて、十分、柏市が運営が何か大きな問題起きたりあるいは運営ができないような状況じゃなかったわけですね。厳しい財政の状況、今日の中で私はなぜ今2人にしなくちゃいけないのか。どうも理解できないんですよ。職員の給料は2%削減して、そして特別職から議員から歳費を削って何とかしようじゃないか。職員は一枚の紙も、裏紙が書いてなかったら裏紙も使ってでも節約しようじゃないかと一生懸命やっているときに、何で助役を2人にしなくちゃいけないんですか。とてもじゃないけれども理解できませんよ、そんなことは。これは市民は理解できませんよ。本当に具体的に助役2人いないといけない、こうなんだということを、説得力あるものがなかったら受けられません、そんなのは。私は、高野助役も一生懸命やっていますね。女性が云々というんだったら、じゃ1人にすればいいじゃないですか、女性のこの松尾恵美子さんを採用すりゃいいじゃないですか、1人。それだったら。あくまで言うなら。何も2人、この時期に、厳しい状況のときに私は要らないということをまず言いたい。それで、これをまた賛成する議員がいるとすれば、私いけないと思いますよ。しっかりやっぱり議員はチェックして、やっぱりだめなものはだめと言わないといけないんですよ。何でもかんでも賛成して認めるというのは、私は議員にも問題があると、そう言わざるを得ません。それから、先ほど市長はこう言いましたね。障害者の問題など、障害者の問題、女性でできるものいろいろとやってもらうためにその女性を選んだと言いましたね。しかし、この人はあれですね、障害の担当に当たった、福祉にかかわった人でもありませんよね。環境もありませんよね。言っていることがめちゃくちゃじゃありませんか。確かに勉強していればそれは環境問題、福祉の問題、いろいろ特技があるのかもしれません、この方は。しかし、この方はインターネットで見てみると、決して福祉で活躍されていろんなところに出たりされている方じゃありませんね。そういう取ってつけたような話をしないでほしい。もうちょっと科学的なデータに基づいて僕らには提案をしていただきたいと思うんですよ。それから、市長にお伺いしますが、この新しい助役の年間のお金は幾らかかるんでしょうか。82万ですか、月、月額82万の賃金で、報酬ですけども、これは年間で幾らになるのか。それはですね。それで今すべての団体にもいろんな補助しているところに、障害者団体とかいろんなところについても削減しています、いろんなところで。老人の問題についても、報酬にしてもいろんなこと削減していますね。で市民には近隣センターの費用から今度は下水道料金も上げたい、水道料金も上げたいと言っているんでしょうよ。そんなときなぜこんなことしなくちゃいけないんですか。自分の懐から出さないからそういう態度になっているんじゃないですか。私は理解できませんよ。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 1人の助役で十分できていたんじゃないかと。特にまた去年はということですが、これもお答えしましたけれど、去年の12月、今ごろは助役、確かに2人、高野さんが病院に入院中だったもんですから、1人もいませんでした。緊急の避難としてああいう態勢をとったわけで、よく頑張っているからいいじゃないかというお話いただいたのはこれはありがたいと思います。しかし、ふだんは全然君たちはだめじゃないかと、こう言われているんで、突然昨年の市政はよかったじゃないかと、こう言われたんで私びっくりしましたけれども(笑声)、これは緊急避難でありまして(私語する者あり)、これは正常な姿ではないと思います。むしろそういうことによる足らないことが起こらなかったことを私は非常に、それは不幸中の幸いであったと、このように思っております。なぜこの時期になったかということ、前から申し上げておりますが、私は昨年土田助役が退任をしましたときから、早くこれを後を埋めるべきだと考えておりました。しかし、高野さんと土田助役という2つの、2人の助役の中で高野助役にあとにもう1人助役が来ますね、高野さんのこのイニシアチブといいますか、職員に対する指導力が不明確になるといかぬと思いまして、半年、私が市長選終わるまでこれを延期しておりました。そして、市長選が終わった後早速に人選を始めて、いろいろあって結局何人かの方に、提案にまで至らなかったんですが、私のつもりとしては今お話ししますと、3月には提案できる予定で話を進めておりました。そういうこともあって、その方が事情でできなくなりましたので、またほかの方ということで、今までに至ったわけであります。それから、もう1つはこれから私は重要な施策というのはやはり障害者の福祉であり、女性対策であり、民生部門が重要な分野だと思います。このような部門について、ぜひこの松尾さんのこれまでの知見を生かしていただきたい、そのようなことから選んだとこであります。以上です。 ○議長(西富啓一君) 総務部長。 ◎総務部長(谷萩英紀君) 年間経費ということでございますので、お答えいたします。一応予定では1月1日予定でございまして、3%下がった給料で計算しますと、年間1,720万ほどでございます。年間で1,720万。 ○議長(西富啓一君) 第2問、末永康文君。 ◆14番(末永康文君) 市長、私あなたに聞いているんです、お金のことも含めて。部長に言わせるんだったら、その金額は部長に、あなた言うでしょう、ふだん。なぜ言わないんですか。それから何ですか、そのさっきの言い方は。ふだんは褒めないのにこのとき褒めてって、何ですその言い方は。そういう言い方はないでしょう、あなた。的確に私の質問に対して答えなさいよ、あなたは。そんなこと私はあなたに求めていないよ。そういう言葉を。そんなこと言うことを、あなたがへ理屈言ったようなことを私言ってちょうだいって質問していないよ、あんた。そういう言い方ないでしょう。答弁にはきちっと誠実に答えなさいよ、きちんと。財政が厳しいでしょうと。厳しい、で職員は紙一枚も、使った紙を裏紙まで使っていますよと。いろんなことして努力していますよ。補助などについても大変な努力をしていますよと。そんなとこに1,720万も何で必要ですかと。今までやってきたじゃないかと。やってくるんだったらもっと努力すべきじゃないか。じゃ2名の条例で決めているんだったら、それ1名にしたっていいじゃないですかって、言っているんですよ、私は、そういう意味で。それは、ずっと永遠にそれは1人でやれということ言っているんじゃないんです、私は。そういうこと言っていない。これは今厳しいときで大変な状況じゃないですか、財政。2,300億からの借金あるでしょうよ。こんぶくろ池とっても181億もかかるって言っているんでしょう。大変な財政状況じゃないですか。そういうときに職員の賃金も2%削減した、今回提案している、しぶしぶ仕方なく。勤労意欲失うんです、そういうことしたら。そういう意味じゃ僕は助役は大変かもしれないけども、それは1人で頑張って、ほかの部長さんたちもいっぱいいるんだから、きちっと力合わせてやる。そしてその助役の2人制についてはもうしばらく様子を見る。今厳しい状況って言われたじゃないですか。どこの自治体でもやっていますよ。助役を廃止したところもありますよね、自治体の中では。そういう小さいとこあるじゃないですか。収入役についても云々てやったところもありますね。そういうみんな努力しているんですよ。それを逆行することを平気でしゃあしゃあって、議員からそのことどうなんだって言ったら、あるときは褒めて、あるときは褒められてこのときはだめだって、ふだんおしかりを受けている、何言っているんですか、あなた。そういうこと私が聞いているんじゃないですよ。言ったことについては答えてください。それから、なぜ助役が2人にしなくちゃいけないのか。1,700万の人件費を使ってやらなくちゃいけないことは何なのか。それは今の市長の言っているくらいじゃ理解できませんよ。市長今言いましたね。私揚げ足取るわけじゃありませんけども、女性対策とか民生、環境問題、大変女性の力が必要だから女性を選んだと言っていますけど、もうちょっと具体的に言ってください、じゃ。どうしてもあなたが私たちに賛成を求めてやりたいんであれば。市民が全然理解できません、あなたのその態度は、そういう姿勢は。もう1度答えてください。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 財政的には大変厳しい中でありますけれど、私は助役さんには助役さんとしての働きを十分やってもらいたい、やってもらうと、このように決意のもとにこれを選任するわけであります。それから次に、先ほど言いましたように、民生部門を中心にこの新しい助役さんの識見とこれまでの経験を生かしてもらいたい。そのために選んだわけであります。 ○議長(西富啓一君) 第3問、末永康文君。 ◆14番(末永康文君) どう頑張ってもらうんですか。2人も必要で、何が必要なんで何を求めているんですか、それじゃこの松尾さんに。今まで1年8カ月、9カ月間ですか、高野さんがどこが不十分で、どうしても1人持ってこなければできない理由を言ってください、そんなの。私は聞いていて理解できません、そんなの。ほかの議員さん、賛成する議員さんは理解しているのかどうかわかりませんけどね、理解できないです、こんなの。もうちょっと理解できるように、市民含めて理解できるように説明すべきじゃないですか。頑張ってもらうって何を頑張ってもらうんですか。そんなの、1人よりも2人がいいのはわかっています、そんなことは。そんなことはだれでもよ。そんなこと聞いているんじゃないんですよ。大変厳しい状況の中で1,720万の金を使ってやらなくちゃいけないことですか。今そういう時期じゃないでしょう。もうちょっといろんなことを、本当に職員がやる気のあるようなことを含めて考えるべきじゃないですかと。賃金も下げているんですよと言っているんです、私は。そんなこと全然考えなくて、1,700万も取る人を、最初からプロじゃないでしょう、それは。私だって最初から頑張れって思いませんよ。なれるまでには1年やそこらかかるでしょう、当然。今までこういう人事院にいた人が、さっと来て現場のことを事細かくわかるわけじゃないんです、それは。そんなの理解していますよ。そういうふうに、そういうことしなくちゃ、時期ですかと聞いているんですよ。きちんと答えてください、僕らの質問に対して。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) きちっと答えろ、どこが足りなくて、なぜ必要かということを具体的にというお話でありますけれど、これは私が現在の執行部の中でさらにたくさんの、多くのよりよい貢献をしてもらいたい。そのために選ぶわけでありまして、どこが足りないとかどこが足りないということ具体的にというのは、ちょっとこれは難しいと思います。あとの点についてはこれは考え方の違いかと思います。 ○議長(西富啓一君) ほかにありますか。  川崎儀一君。 ◆28番(川崎儀一君) 私もお伺いをいたします。まず、議案として出されたことと、非常に簡単なことを伺いますが、皆さんの考え方の基本をなしていることだろうと思いますので伺います。また、認識の程度を示していると思いますので伺います。市長、この方を助役によって、この人の能力、識見、経験を生かして民生、環境部門、女性施策をやってもらうというふうに言われました。まず、この人の能力やどんな識見持っているか我々全く存じ上げないから、いや、あるないなんてことは論じられないんですけれども、この経歴から見ていって、この助役には一番期待しているのは女性施策だって何ですか、柏市の例えば職員の意識改革とか、職員のこの研修をもっとするとか、それを女性でこうやる、市長が一番この期待をしているというのか、力を入れてやってもらおうということというのあるだろうと思うんですよ。こういう人呼んだ。その点について1つ伺いたい。2点目、皆さんが我々のところに配ったこの資料とあれを見ますと、今の議案では、私一番最初疑問持ちました。疑問というか、まず昭和59年4月人事院採用、これは正確ですね、人事院採用。我々に来たときは公平局採用、公務員の採用について、人事院の採用か何々局の採用か、はっきり違うんですよね。なぜこんな間違いをされたんでしょうか。2番目、じゃ伺いますが、大学卒業して入った当初のことはその企画専門官とか、最後の人事課人事企画官というのは人事院の人事課長とほぼ同格の。この方のこの経歴を見て一体その知識、経験を生かしてもらうということですけれども、人事交流専門官て何をやってきたのか。主任人事交流企画官て、この人事交流企画官というのは2人いて、1人が上席人事交流企画官、そして1人は主任人事交流企画官というのがどうも人事院の職制の中の配置のようであります。さらには、法令審査官というのは7人います。この中で、この7人いるうちでこの方はどういう法令の方を専門にやってきたのか。事ほどさように人事院、この人は人事院プロパーですから、その人事に関しては物すごいのかもしれない。要するに職員の研修とか人を見る目とかというのは、公務員としての、そういう能力を買って、そういう経験を買ってそれをこの中心に生かしてもらおうということが主の、主なねらいなのかということでお伺いをしたんですが、いかがでしょうか、まずお伺いいたします。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) この資料のことでお尋ねでしたか、公平局採用っていうのは。これは多分川崎さんよく御存じでしょうけど、人事院は多分私人事院の総裁から人事院として採用の辞令をもらうんだと思います。ただ、普通はこういう書き方をしますよね。私の場合建設省都市局に採用というふうに、建設省に採用、それはまあどっちが表現が正しいかということになりますと、辞令上は人事院でしょうし、働き場所を示すという意味ではこの公平局が採用という表現をとったんだと思います。それから、どういう職についていたかということですが、これはそれぞれの職制上の規則上の細かい中身は私もいただいておりますし、聞きましたので、それは非常に長くなりますけれど、お話を、まず1つだけ例をとってみたいと思います。平成11年5月から管理局、現総務課の調査職、人事課人事企画官ということですが、これは能力、実績等の評価し活用に関する研究会を立ち上げ、事務方の責任者として同研究会最終報告書の取りまとめなど、現在は評価にかかわる業務、新たな人事評価、能力、業績の策定事務及び人事院の政策評価にかかわる事務と、こういうことになっております。職責上の業務と実際にどういうことやられたかということでありますが、実際にどういうことをやられたかということに関しては、私は直接じゃないんですが、ちょっと逆の、ほかのルートから別の情報を確認をいたしました。これは国の全体の人事院、今回の公務員制度の見直し、並びに国のそれにかかわる事務の分掌、あるいはその国の組織の中の事務の分掌とそれぞれの人事院の、公務員の格付あるいは職、専門性の内容についての打ち合わせ、調査等を担当された。ということは、それのヒアリングを受けた人から私はどういう様子であったかと、どういうことを専門としていたかというようなことをお聞きをしております。私は、どういうところがこれからのこの、2番目の質問、何をやってもらいたいかということ、先ほど申しましたように今回のこれから、これは平成15年度の話になりますが、大きな問題というのはやはりこの支援費移行に伴う障害者施策、あるいは介護保険の第2期の事業であるとか、あるいはDV問題を中心とします女性の問題でありますとか、あるいは市民活動の促進策、これはNPOを中心として市民活動に対する我々との協働のあり方を取りまとめていくという点が業務では非常に大切なことだと思っております。それからもう1つ、私はぜひやってもらいたい、お願いしたいと思っている点は、これは柏市の職員、一般質問で少しぼやけて、抽象的に申しましたけれど、内部の体制の確立であります。それは、これから我々の柏市の職員の年齢構成あるいは専門性ということを考えてみますと、長期的にこの団塊の世代の職員あるいはこれから新しく採用する職員をどういう専門分野に分けていって、どういう処遇をしていくことがこの市役所の活性化につながるか、このことが非常に大きな問題であろうと、このように思っております。昨年からこのことについては私元気が出る職場をつくるんだと。これを一、二年かけて必ずつくるんだということを申し上げておりますが、そういう点についてぜひこの新しい助役さんに取り組んでもらいたいと。このようなことを期待しております。 ○議長(西富啓一君) 第2問、川崎儀一君。 ◆28番(川崎儀一君) 市長にお伺いをいたします。大変語弊がある聞き方になるかもしれません。率直に伺います。市長はこの方と直接お会いになって言葉を交わし、本人の雰囲気、挙措、動作、どんな考え方かなというのは直接お会い、短時間でも会ったんでしょうか、なかったんでしょうか。全くそれはないけれども、信頼できるということでしょうか。これを私は率直にお伺いしたいと思います。というのは、本多市長を助役に呼ぶときに、呼ばれた前の市長に私は直接伺いました。本多さんという方はどういう方ですかと。そしたら何と答えたと思いますか。中央のキャリア官僚だから信頼できると。どういう人かは知らないと、全く、頼んだから。で私は市役所が中央官庁や県庁から人事で呼んで、呼ぶときにはもうその人の能力、識見じゃなくて、組織の中でこういうことをやってきたから多分大丈夫だろうという、本当にそういう形で人が来ているんだなという印象を持ったんですよ。あなたの今度は柏市のナンバーツー、ナンバースリーとして職員の上に立つ助役ですよね。我々とも対する。その人が私ら全く知らないんですが、市長がこの人がいいという、あなたは直接お会いしたんでしょうか。直接お会いしたら、何時間ぐらいお話ししたことがあったんでしょうか、お伺いをいたします。そして2番目、この人はそういう市長の意気に感じて、よし、私でよければ柏市勢の発展のために喜んで行きましょうと、こういうことだったのか。やむを得ず組織の中でこういうことだから、まあ、何年か勤めてみれば、また人事院に帰るかどうか知りませんが、そういうことで来るのか。その点は率直に私は本人の受けとめ方がどうだったのか。これはもう間接ですから、市長の印象で結構ですが、ほかに例えば部長で会っている人があればお伺いをしたいと思います。柏市内には人事院に勤めている人、かなり多数おります。私の知り合いにもおりますから。ちょっとその辺を率直にお伺いしたいのが2番目。3番目、3点目は柏市の助役、今1,700万て言いましたけれども、給料月額は79万5,000円、これは今度の人事院勧告で出ている指定職の4号俸よりちょっと高いんですね。指定職ですよ。指定職というのは人事官や何かですよ、12号俸で。本人は人事院の人事課長と、どういうところにいたか、人勧のこんな給料表ではなくて、人事院には人事院の給料表がありますから、ほぼ、ありますが、一体どういうところに位置していたのでしょうか、お伺いをしたいと思います。もし柏市で2年、4年たって人事院に帰ったときにまたこのなる、今度はうんと、うんとといいますか、今よりも高い助役であれするけれども、帰ったらなるのか。ちょっとこの辺、本人の受けとめ方だから構いませんが、ちょっとその辺をお伺いをしておきたいと思います。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 私が松尾さんと会ったかということでありますが、私は直接お目にかかっております。どのくらい話したかということですが、これも事実だから別に、言います。10分か15分だったと思います。それから、どういう方かということでありますが、こういう中央の官庁の官僚として、公務員としてやってこられて、私の方から助役にお願いするということについては、非常に自分の経歴、自分の人生の中で大きなチャンスといいますか、大きな転機であり、またやりがいのある仕事だと、このように受けとめておるということであります。そういう点では非常に私はやる気を感じたところであります。それからどういうふうにしてこの方に行き着いたかというのは、若干人事の機微に触れるとこありますので、私は直接それ以前には存じておりませんでした。方々、いろいろな方に頼んで複数の方の候補を挙げていただいて、その中から私が最終的にはこの人にということでお願いする次第です。給与の方は部長の方からお答えします。 ○議長(西富啓一君) 総務部長。 ◎総務部長(谷萩英紀君) うちの方としては特別職として来られるわけですから、給料は先ほど言いました、お尋ねありましたような助役の月額、79万5,000円がベースになると思います。向こうにいたときのその位置はどのぐらいにいたかということなんでしょうけれども、それについては私ども聞いておりません。 ○議長(西富啓一君) 第3問、川崎儀一君。 ◆28番(川崎儀一君) 私やはり大きな疑念を持ちますね。というのは、皆さん柏市の職員を採用するときでも、ペーパーテストのほかに面接をしてかなりいろんなことを、しかしナンバーツーを呼ぶときに、15分の市長の面接というとおかしい、お会いしただけですね、まあ、市長もすぐれた能力だと思うし、向こうも、今度来られるという、議会の同意が得られれば来られるという方も、すごい、何と言ったらいいんでしょう、一度も人事院から出たことないけど、今度は柏市の全く初めての仕事ですね。この経歴を見ると併任で外務省の国連政策課にいたということはあるかもしれませんが、人事院の中でほかの官庁もよく併任でこんなことをやっているようですけれども、市長としては助役の任期というのがありますね。そうすると、この人には何期ぐらいやってもらう、まあ、これは言いにくいことかもしれませんが、やはり任期というものを考えるでしょう。どの程度やってもらおうと思っているのか、来てもらった成果を上げるまでいてもらうというのか、ちょっと大変答えにくいことだろうと思いますが、最後にお伺いをしておきたいと思います。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 15分で会ってどうのこうの、もう少し詳しく言いますと、その前に実は私担当の直接上司であるこの局長さんと30分ほど会って、いろいろお話をしております。それからほかの方、この人の実際に中央官庁で仕事をしておったカウンターパートと言ったらいいんですかね、要するに折衝の相手方にも若干問い合わせをして、どういう方かということを私はチェックをいたしました。それから次に、どのくらい、これは中央官庁からこういう形で私がお願いする場合、通常2年または3年というのはこれは実質の話です。しかし、これは助役としての任期はもちろん、これは助役としての採用でありますので、4年というのが任期であります。 ○議長(西富啓一君) ほかにありますか。  吉川洋君。 ◆2番(吉川洋君) まず市長、当初3月には予定していたというようなことを先ほど言いましたが、そうするとこの3月から今日まで要するに高野助役、1人助役制で何か具体的にこんな問題が実はあったんだとか、あるいはこういうところ発展させようと思ってもできなかったんだというようなところを御説明していただかないと、何か1,720万そして42歳ですよね。そしてこの人事院のこの御経歴を見ますと、市長が先ほど言われたこの市民生活部門や保健福祉部門、児童家庭部門、環境部門、教育部門、特に環境部門などというのは柏市の第二清掃工場問題、ダイオキシンの問題等大変専門性も有しますし、来年度の予算なんかについても今大変な時期だと思うんですよ。そういうようなときに3月に予定していたと言いながら、おくれてきた、だけども何か具体的にどうなんだという説明がないままでは、とても女性だからいいよというわけには私はいかないと思うんで、まず1点目はそのことについて質問します。それから、日ごろ市長は自分たちのまちのことは自分たちで考えるんだと、これからの地方自治のあり方としてはそうなんだというようなことをしょっちゅう一般質問の答弁でも答えておりますが、市長は今回いろんな方に頼まれたという中に、たまたまこの方が国の出身者であったのか、民生部門、民間部門の方など、コンサルタントあるいは庁内で適任者がいなかったのかどうか。その辺のことについてどうチェックされたのか、もう少し詳しく言っていただきたい。それから、地方自治法の161条では、これは助役、これは副知事に準則するという形で原則は副知事1人、助役は1人というのが地方自治法の中では原則論として書かれております。たまたま柏市の条例では2人助役というようなことですけども、これは助役をゼロでもいいし助役をふやしてもいいということになっておりますから、条例で置けばいいということですが、今まで基本原則の副知事1人あるいは助役1人という、この原則はどこに根拠があると市長は考えておるんでしょうか。そのことについて御説明をしていただきたいと思います。それから、職員の、助役の資質とか要件というものはどうなんだろうかということなんですね。一番最初の質問とちょっとダブりますけども、一体この人は大丈夫なのかと、こういう部門で、キャリア的に大丈夫なのかということが、費用対効果、それから同時に職員のやる気の問題も出てくると思うんですよ。42歳でいきなりぽんと、国からの天下りじゃないかというようなことにとられるようなことになりますと、全体職員の士気も落ちると思うんですね。その辺のマイナス効果というのは全然検討しないんでしょうか。とりあえず今4点、お答えください。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 3月に予定しておって、この1年、これまでの間に何か特別の不足があったかということでありますけれど、特別にこれといって、不足ということではありません。しかし、いろいろやりたいことの中でぜひこういう方にお願いしたいと思っておったことは、まだ手つかずといいますか、これからやらなきゃならぬことたくさん残っていると思います。市民活動の促進で、支援策でありますとか、支援費の問題はこれはもう来年からの話ですね。それから庁内職員全体の、職場の活性化というような問題についてはまだまだ手つかずである、そういう、十分な成果が上がっていない、このように私は認識をしております。それから、どういう方ということですが、私は今回幅広く求めました。民間の方にお願いしようと思ったこともございます。それから各種の審議会、これは県も通じて審議会の参加でありますとか、県庁の方のネットワークでありますとか、そういう方も実際のところで探してもらいました。そういう中から最終的にこの松尾さんに落ちついたと、こういうところであります。それから、法の161条が1人にしているか、1人ということを予定していて、それがどういう趣旨かというのは私はこれよくわかりません。私そこについて解説するだけの知見はございません。それから、助役の資質、条件はということですが、私はこの市の執行部というのは正直に申しますと、これは全体のバランスとチームワークだと思います。私のこれまでの経歴、これまでの仕事、高野助役のこれまでの経歴とこれまでの職員との関係、また六役それぞれの関係ということを考えてみますと、全体のチームワークとしてこの仕事を進めていかなきゃならぬ、このように考えております。ですから、お互いに足りないところを補い、全体として力が発揮できることが重要なことかと思います。それから、職員に対してプラス・マイナスということでありますけれども、これはあらゆる人事そうですけど、必ずプラスとマイナスの面があります。だれを選んでもマイナス、がっかりする人もいます。だれを選んだことによって、おれがなれるなって、将来そう思って力を得る人もいます。ですから私は今回の、フレッシュな人を登用するということは、職員にとりましてはある面では大きな刺激になるんではないかと、こんなようなことを期待しております。 ○議長(西富啓一君) 第2問、吉川洋君。 ◆2番(吉川洋君) 今の柏市の財政それから今柏市が推し進めようと思っています、市長が言う第二清掃工場やあるいは北部開発、こういうようなところというものには、本来技術の本当によくわかるような人であれば、また、うん、そうかなというような説得力もあるんですけども、ふだん市長が言っている地方自治とかいうものとかあるいは自分の2大政策であるというようなものとかけ離れたこの人事が今回提案されているということで、私たちは非常に戸惑いを覚えているわけであります。さらに今市長が今まで、3月に予定していてきょう12月の19日、きょうまで特別に何か不足ではなかったけども、これから何かやらなきゃならないこと、職場の活性化、そんなようなことでこういう職員、助役の採用を15分の面談で決めるというのが議会のほかの議員の、ここにいる議員の人たちも首かしげるんじゃないですかね。今42歳っていったらリストラ年齢ですよ、本当いうと。こういうような中でこのキャリアが、例えば私これだけ人事院にずっといたんで、例えば柏市の職員体制とか人事のことについて、いわゆる総務の部門に強化がどうしても必要だ、場合によったらいろんな人事評価制度もつくらなきゃいかぬと。それについては柏市は今までやってこなかった。だからこういうことが必要であるという提案なら、まだわかるんですけども、所管業務の予定表を見ますと全く違いますよね。そうすると、市長は結局何のためにこの助役を国や民間部門に頼んだ、そしてそもそも所管業務、この業務が必要だということで頼んだんですか、それともたまたま女性ということなんで、この業務なんだということなんでしょうか。市長が行ってきたいわゆる政策実行、重要政策の項目、第四次総合計画、そういうものから照らして全く場当たり的な感じがするんですよ。確かに女性というのはそれなりに私も幹部職員にどんどんどん機会均等与えられて上がってくるべきだと思いますが、この方が本当に機会均等という観点で上がってきているのかどうかですよ。市長、その点についてどう思いますか。あと職員のやる気、マイナスの部分はどう考えますか。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 職務の分担についてもう少し正確に、助役2人の場合の分担を申し上げますと、それぞれの委員会の区分でそれぞれの主担というのを分けます。しかし、人事、総務その他は共通担当であります。ただ、私は余りその職場が云々というお話、せっかく出たんで申し上げますけれども、それをお答えをしなかったのは、これは私の特命としてこの元気のできる職場ということで、これまでもずっと私いろいろお答えしておりましたように、給与の問題でありますとか組織のあり方でありますとか、評価の問題ですとか、そういうことはぜひ長期的な方策を立ててもらいたいなと、このように思っております。それから職員のやる気、マイナス面、マイナス面はさっきも言いましたけれども、どんな人事をやってもマイナス面はあるんです。ですから、それは若い人が来て何で我々がならないんだと、こういうことを気にする職員もおるかもしれません。しかし、それはどんな人事をやったとしてもそういう不満というものは残ります。ただ、今回の人事は私は逆にプラスの方が多いなと、このように思っております。(「第四次総合計画とか市長の2大政策とそぐわないんではないかと」と呼ぶ者あり)2大政策と言われると、あの私の施政方針にしても何にしても、今回の一般質問でもお答えしましたけれど、北部整備と第二清掃工場並びにリフレッシュ拠点の整備は、これは重要案件として継続してやります。これは私本当に自分で陣頭でやってきました。ですからこれはさっき申した、全体のバランスです。これは私がカバーできると私は思っております。そして、今まで足りなかったそういう部分、足りなかった、これからの重要施策として今回お答えしました障害者福祉の問題、市民活動推進の問題、協働の問題、それから女性、ドメスチック・バイオレンスというような女性施策の問題、あるいは介護保険その他のことを主に担当してもらいたいと、このように思っております。これは全体でカバーする問題でありまして、それぞれの得意分野をそれぞれの人にチームワークでやるというのが私の考えです。 ○議長(西富啓一君) 3問、いいですか。 ◆2番(吉川洋君) そうすると、ちょっと確認なんですが、この方は都内在住でありますけども、助役というのはかなりな激務であると思います。この方はどういう、こちらのやっぱり柏のまちのことをよく知ってもらうという意味では、柏に住む意向があったのかどうか、15分の話の中でどんなんだったのか。あと、そうすると確認ですけども、助役の任期としてはあと2年4カ月というふうな考えなのか、丸々4年という考えなのか。そのことをちょっと確認しておきたいと思います。また、このような人事はやっぱり市長の言う国に依存型ではないんでしょうか。私は、柏市内でも33万人いますし、近隣全部含めれば相当な方もいらっしゃる、市の職員の中にもいらっしゃると思うんで、そういう意味ではこの国に依存したような人事というものが、どうも市長のふだん言っていることと違うなというふうな感じを覚えております。最後にお答えください。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 辞令上の任期は4年であります。しかし、私が人事院の方とお話、つまりこういうことに責任を持っている方とお話ししたときは、2年後にもう1度協議をしましょうと。最初は2年間をとにかく私はお願いすると。そしてその結果、結果というんですかね、その仕事の進みぐあいその他を見て、またその先は協議しましょうと、こういうことになっております。それから、ここに住んでもらうかどうかということですが、これは本人がどうかということより、私はとりあえずこちらに宿舎を用意する予定であります。ですから、こちらに原則として住んでもらうということになると思います。それから(「国に依存した」と呼ぶ者あり)それは吉川さんの考え方でありまして、吉川さん、こんないい方がおるから採用したらどうかという候補者がありましたら、どんどん私に教えていただきたいと思います。 ○議長(西富啓一君) 大分各方面から質疑が行われておりますの、簡潔なる質疑をお願いいたします。上橋泉君。 ◆24番(上橋泉君) この15号議案でございますが、どうしても我々は何か特命を持って来られるんじゃないのかという発想をしむかれ、今の出ている質問はその具体的な仕事、領域は何ですかという質問になるのだけど、どなたかの質問に市長が答弁で答えておられましたけど、人事のこと、つまりこの団塊の世代対策といいますか、この柏市役所という巨大な組織が大きな曲がり角にあるという、そこの中でいかにして意欲をわかせ効果的に機能する組織をする、これ実はすべての問題の以前の問題なんですね。どうもその辺を一番、第一に考えているのかなという気がしてきました。それで我々も、市長は第2常磐線か南部のリフレッシュ拠点か、あるいは合併かというような議論をしちゃうんだけども、これすべてに共通する問題、しかも毎日起こる問題でしょう。その辺なんではないですか、市長、それ1つ。もう1つ、それからこれ今議会で承認されますと、いつからこの助役が職務、着任されることになるのかということですね。それで2年なるか4年なるかわかりませんけど、この3月に市長は合併協議会の議案を出されるということですね。当然そこにも関係してこられるだろうと思うし、それと柏市が抱えているような、柏市がもしこの2つの自治体と合併をすることになれば、この柏市が抱えている人事上の問題、組織上の問題は恐らくあと2つの自治体も抱えておるはずですから、新しいまちが誕生すればさらにその問題が増幅して起こってくる。恐らくこの問題は新市が誕生するまでには解決していかなけりゃならない問題です。そういう、だから特定の具体的で、事業以前の問題だと思うんだけども、このことは市長、どう考えておるか。合併の動きの中でそれもどう考えておられるかということで質問します。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 人事制度そして組織の問題は、本当にこれから柏市にとっては重大な大きな問題だと認識をしております。これは、実は公務員制度の改革の方向というのが人事院からことしの8月でしたか、9月ごろ1つの冊子が出ました。国の方向はこうだと。地方公共団体も同じように公務員制度の全体の見直しを進めてくださいということですけれど、その中に指摘されておりましたこと、別に私国が言っているからどうかじゃなくて、能力給を取り入れるとか専門性を生かした進路の多様性を持たせるとか、研修制度の充実ですとか中途採用の広範な採用ですとか、そういうことがいろいろ提案をされておりました。これは、理念として提案をされたんですけど、実際にこれを適用するというのは非常に多く課題があると思いますし、また適用することはぜひ必要であるけれど、重大な問題だと思っております。そして、御指摘のようにこのことが合併議論の中で大きな一つの課題になることが十分予想されるところです。私は、そういう面で特命の事項としてそういう専門性を持ってこの助役さんに案をつくってもらうということは、非常に期待をしておるところであります。これは特命事項であります。そういうように考えております。 ○議長(西富啓一君) 第2問。 ◆24番(上橋泉君) 専門性といいますと、何か具体的な特命事項って考えるんだけども、どうも市長の頭の理解の中では人事やってこられたから、その専門性というよりも、結局その人の力量、万事に通じる力量、組織を動かすものの一番大切な能力、必須能力でありますマネジメントの能力にこの人を期待しているということじゃないですか。ちょっとそこら辺確認します。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) この柏市の組織なり人事の制度をさわるといいますか、変えるなり何か新しいことをやるというのは、これは私の、市長がやるべき仕事、市長の責任と職責を持ってしかできないことだと、このように思います。もちろん案をつくってもらう、いろいろなサウンディングをする、いろいろな検討をするというのはこれは事務部門でもできますし、当然人事課もあるし総務部もあれば助役も、この2人の助役が人事並びに予算等については財政部門としては共管でありますから、そういう中でたたいてもらうんですけれど、でもそれを実施に移す、それを職員なり関係団体と本当に協議する、そしてそれを皆さんに提案するというのは、これはもう市長しかできない仕事だと、このように認識をしております。 ○議長(西富啓一君) 本池奈美枝さん。 ◆13番(本池奈美枝君) 私は、助役さんが2人制になったときに2人目はぜひ女性の助役さんをといった立場で発言したこともあったんですけれども、やはり今のずっと議論を聞いていまして、なぜやっぱりこういう時期に、今回の議案の中で職員の給料の引き下げとか特別職のすべて出されているわけでしょう。あえてこういう時期にやはり出すということに対しての問題点というのは、市長は先ほどの答弁から言われても、納得できるような理解ができないんですよ。それともう1つ、確認したいのは市長はこの松尾さんを選任した本当の意図というのは、今言われたと思うんです、労務管理です、はっきり言って。これは本当に今市長は市長の特命の事項として特別にお願いをするということで、あえて総務部という形で管轄を、先ほどの部署の管轄で言えばお入れにならなかったのが私は不思議に思っていたんですが、先ほどからの議論でやっとその辺が見えてきたんですけれども、それは今の逆の私たちの立場から言えば、確かに今の労務管理というのはある意味では団体交渉含めて、いろんなそういう権利ということきちっと知らない人が多過ぎるんじゃないかということ、私は議会でも指摘をしたことあるように、今回のこと、この松尾さんをお呼びすることによって、その辺をきちっとガードをして、きちっとやっていくんだという構えはわかりますけれども、やはりそうだったら当初からきちっと職員の人含めてそういうことを、総務部も含めて管轄を入れるべきじゃないんですか。それで私はあえて今回、今先ほどから言われているような介護保険なりあるいは支援制度なりということを、特に福祉の問題というのは私はやはり専門的な人がある意味では当たらなければ、総括的に見るということになると、中身のことを含めてやはり私は問題が出てくるんじゃないかと思うんですね。その辺を市長はどういうふうにお考えなんでしょうか。今までのいろんな方にお願いをして、いろんな形で進めてきたけど、それができなかったということをおっしゃっていましたけれども、なぜそういう、国のことを言うんだったら今労働省でしょうか厚生省ですか、そういう形でのお願いの仕方だってあるわけでしょう。だけど、そこんところを、私は国の人たちがいいとは言いません。先ほどから吉川さんも指摘しているような人事のあり方というのは、いろんな形で網羅的に当たられたということをおっしゃっていましたけれども、あえて国からお呼びするんだったら、私は福祉関係、特にまた教育関係もそこにお入れになりましたよね。教育もこれ専門分野ですよね。そういう形での配置というのをやっぱり理解できないんですね。それから、先ほどこの松尾さんはできれば柏市に宿舎を提供するということ、おっしゃられましたけども、宿舎となるとじゃその宿舎のお金も税金で払われることになるんでしょうか。その辺を、もちろんそうだと思うんですが、そこも含めてだと、やはり今の経済的な状況から見ると、問題がないとお考えになったんでしょうか。その辺もあえてお聞かせをください。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 今の時期に云々と、給与の点からどうという、これはもう末永さんにお答えしたとおりです。それから、2番目の労務管理だと言われましたけど、これは言葉をどういうふうに受け取られたかわかりませんけれど、公務員、我々の市役所の執行体制全体の見直しなり長期的な政策の確立というのは、非常に急がれている必要なことでありますし、私の責任でこのことをやりたいと思っております。それから、宿舎の件ですが、これは職員宿舎として提供いたします。以上です。 ○議長(西富啓一君) 第2問、本池奈美枝さん。 ◆13番(本池奈美枝君) 労務管理、言葉はそれは違うって、まさにそのとおりじゃないですか。これから民間委託をどんどん進めていこうとしている、そういうことも含めて市長はあえてこういう人事のあり方を見たわけでしょう。今お答えありませんでしたけれども、福祉のこと、介護保険とかあるいは支援費制度ということをもっともっと考えていただく、あるいは私たちがいつもお願いしているDVの問題、あるいは女性会館の問題を含めてそういうことをきちっとやっていただける助役さんを配置するというんだったら、私はやっぱりそういう専門的な分野の方をなぜ当たられなかったんですか。あえて人事院だけ渡り歩いてきた方を採用することを提案されるということは、やはりこれからの市長がお考えになっていることにやっぱりつながっていくんじゃないでしょうか。宿舎の関係なんですが、当然宿舎として与えるわけですから、今1,720万、これにさらに上乗せで2,000万以上の金額が税金として出されるということについての財政的な、今の逼迫している、また今回の議案の中で給料が引き下げられている、こういう状況の中であえてこういう時期にお出しになるということの効果というの、費用対効果、先ほどとりあえず2年お願いするとおっしゃっていましたけれども、ましてその辺は2年ということになると、費用対効果というのは出てこないと思うんですよ。覚えるのが精いっぱいでなかなか、幾らこの方が能力ある方であったとしても、その辺は難しいと思うんですが、あえて今回を、時期を選んだということをもう少し明確にお示しいただかないと、やはり女性だからって、私も女性の助役さん欲しい一人ですけれども、やはり問題があると、問題の方が大き過ぎると考えますけれど、いかがなんでしょうか。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) あえてこの時期にということは、私前、ずっと答えておりますから、もう1年前から探しておりました。この時期に、遅くなって申しわけありませんが、この時期になりましたということなんです。もっと早くした方が私はよかったと。できればよかったと思います。それから次に、いろいろな方を探した中で最終的に私松尾さんにお願いすることにしたんで、本池さんの言われたように、県の方あるいは民間の方、国の方、各省の方いろいろお願いをいたしました。何人かの候補者の中から最終的に松尾さんに私はお願いするということで決めたところです。それから次に、職員の宿舎の件ですね。これはそれでコストパフォーマンスと言われましたっけ、それからいろいろ言葉、こうやって説明していると誤解があるようで、どんどん話が違っているんですけど、2年と言いましたのは当面2年で私はお願いをするつもり、2年後にもう1度どうするか、その後どうするかは相談しましょうということで、今はそういう状況です。辞令上の任期は4年であります。それから次に、宿舎の費用対効果、これは私の費用対効果はどう評価されるのか、また高野助役の費用対効果はどう評価されるのかこれわかりませんけど、今の時点でどう考えているんだということになりますと、私は助役さんとしてふさわしい仕事をしてもらうと、こう言うしかないと思います。 ○議長(西富啓一君) 第3問、本池奈美枝さん。 ◆13番(本池奈美枝君) 当然それはそうですよ。それはそういう言葉しか出てこないというのはやむを得ないとしても、やはり市長がずっと3月からこの間ずっと探していたという、探していたのいいんです。それは私も理解しますけれども、だけど今見つかった、今やっとこの人を、松尾さんをお願いするということにたどり着いて、あえてこの時期ということ、先ほどから皆さんおっしゃっているように、本当に今財政が逼迫をしていて、先ほどから言っているように職員の給料も引き下げられ、特別職の皆さんの、私たちも含めて全部そういうことでカットされてきて、今回の議案で採決をされると思うんですけれども、この時期に2,000万以上、宿舎が安くても15万ぐらいかかるでしょうから、それの引っ越し費用から何から考えれば、やはり2,500万近いお金がまた持ち出しされるわけでしょう。その辺はやっぱり私はこういう時期にあえて理解を求めようとしているということについての市長の、税制が苦しい苦しいって言っているその中身が伝わってこないんですよ。あえてそういうふうにやるということに対しての市長の税に関しての本当に苦しいと言って、言葉どおり言っていて、表面上は言っているけれども、じゃ思っていないんじゃないかと。そういうことになるんじゃないですか。ましてこの先ほどからおっしゃっている管轄の問題は、私はやはりそういう人を人選をするなら、まだそこで一歩、百歩譲れる部分も出てきますけれども、即戦力としてやっぱり、費用対効果ということを常に議会でも指摘されておりますでしょう。だから松尾さんがどういう能力がおありになる方かわかりませんけれども、2年たってまた協議をするということ自体も私はやはりその方に対しての、やはりもっともっと柏市を知ってもらって、柏市にある意味ではそれこそやっていただきたい、またそこのところも含めてきちっと議論すべきじゃないですか。失礼じゃないですか、逆に。そういうことも含めて私はこの時期の問題、やはり納得できませんので、答弁は要りませんけれども、ぜひ再考をお願いしたいと思います。(私語する者あり) ○議長(西富啓一君) 最後の質問者、野村洋子さん。 ◆27番(野村洋子君) 最後かどうかわかんないですよ。ちょっと静粛にしてください。聞きますから。 ○議長(西富啓一君) 御静粛に願います。 ◆27番(野村洋子君) 私が質問するんですけど。先ほどからお話伺っていまして、やはりちょっと、市長、変わっていると思うんですよ。最初のお答えから最後の方のお答えが、変わってきていると思うんですね。最初は所管業務については障害者とかそれから介護保険とか、とりわけ支援費とかそれから女性とかっていうことすごくおっしゃったと思うんですよ。そういうことを最初に考えたとすれば、この間、3月からずっと探してきた間、そういうことを専門にやってきたという方を選びたいということで、具体的に当たった経過があるかどうかなんですよね。というのは、さっき市長は力がある人はどこでもっていうお話ありましたけど、やっぱり得意分野ってあると思うんですよ。市長もここにいらしたときは開発に携わってもらうということで、そちらの関係からいらしたわけで、建設省からいらしたわけで、当初は市長の側近の方も福祉や教育はどうもっておっしゃっていたのもちょっと漏れ聞きましたけれども、やっぱりそういうもんじゃないかと思うんですね。そういう点から言うと、市長が本当に障害者とか女性とか、女性行政とかそういうところに携わってもらって、そこを厚くしていきたいと、そこを強化していきたいというお考えだったら、その専門的な経験を持った方に当たったんでしょうか。それが第1問目です。2問目については、この方と15分間お話し、会って、この方は大変意欲的だというお答えありましたけれども、こういう内容について主にやっていただきたいということも話された上でのことなんでしょうか。以上です。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 当たったかということですけれども、私当たりました。でもこれもちょっと余り、人事って難しいんですけれど、人事というのはやはり相手の都合とこっちの都合が合致しなければなりません。実際にほかの仕事をやっておられる方、ほかのところで働いている方という方がぽっとやめて柏市の助役になるというのは、これは大変なことなんです、その人にとっては。ですから、いろいろな方のリストをもらったり、また具体にも二、三の方に当たりましたけれども、話はまとまりませんでした。その方、そういう形の中で探したということを御理解いただきたいと思います。それから、やってもらうことについては話が変わっているんじゃないかという御指摘で、それは私質問に応じてお答えしておるんで、それは変わると思いますが、初めからこの資料に書いておりますように、所管業務と特命事項という形でお話をしております。それから(「本人にそういうこと伝えたのということ」と呼ぶ者あり)仕事内容、どういう話をしたかということですけど、私大体今お話ししたようなことをしました。民生部門を中心にやってもらいたいというお話、そして特に今私個人の、私個人、市長としての立場から言うと、この元気の出る職場、要するにこれからの職場なり組織なりをどういうふうにするかということは、大きな関心になるのでそうすると、こういうふうにお答えをいたしました。 ○議長(西富啓一君) 第2問、野村洋子さん。 ◆27番(野村洋子君) 市長、今のお話だと相手の都合もあると。こちらの都合もあるということでしたけれども、やはり人材というのはこちらの都合で、こちらの要望で求めるものじゃないでしょうか。だってこちらでこういうことで必要だということ、(私語する者あり)いや、わかりますよ、苦労されたというのは、だけどこういうことで必要だというふうに先ほどから、最初から市長は福祉部門とか障害者とかいろいろ言われたわけでしょう。特命事項ということもおっしゃった、それは後の方で言ったんですよね。何か後の方聞いていたら、じゃそれが一番、この方の経歴等見れば市長が後で言った特命事項の方が中心だったのかなって私は思って聞いていたんですけど、最初市長一生懸命障害者とか何かおっしゃっていたから、やっぱりそういうところの方、もしそこがどうしても、そこを探してどうしてもいなかったら、例えば障害者の支援費だったらそこの部署を厚くして、今の体制でやる方が効果的ということもあるんじゃないでしょうか。そういうことについては検討しなかったんでしょうか。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) あのね、野村さんね、議論だからいいけれど、あなたは会いましたかって言ったから、私は会いましたと。そして実際に人をリクルートする、連れてくるというのはお互いの都合がありますって、こう答えただけなんですよ。単純なこと言っただけ、それを何がおかしいなと言われるの。(私語する者あり)だってあなた来てくださいって言ったって、相手だってそれは、こっちの人だって、幾らいい人だって来てくださいと言って、来れない人だっているでしょう。ですから会いましたと、いろいろな人に会って実際に頼んだこともあります、ほかの人に。余りにも議論がフェアじゃない。(私語する者あり)それから、質問に答えてお互いしているわけだから…… ○議長(西富啓一君) 御静粛に願います。 ◎市長(本多晃君) 素直に受け取ってくださいよ。 ○議長(西富啓一君) 第3問、野村洋子さん。 ◆27番(野村洋子君) 何市長怒っているんですか。 ○議長(西富啓一君) 御静粛に。
    ◆27番(野村洋子君) 私は市長が答弁したことに対して聞いているんですよ。私は、柏市が来年から支援費が始まる、だから今必要でやっと見つかったから、今この時期に提案したって市長がおっしゃったから、それでは柏市が本当に最初から求めていたのは、障害者とか要するに福祉に強い、女性部門に強いという人でしょう。だけど、今回のこの方はそういう部門歩いてこなかった。市長はさっき相手がいるからなかなか決まらないと言ったから、それだったらばそういう方が見つかるまで当面は、来年4月から支援費の問題あるけれども、そこの部署を厚くして、介護保険課もあるけど、その部署を厚くしてそこで乗り切るということも、そういう選択もあったんじゃないですかって言っているんです、私は。別に言葉じりをとらえたわけじゃないでしょう、私は。最初に市長が、この方はどういうことで来ていただくんですかって言ったら、障害者とか福祉を強調されたから、しかしこの方はそういう部門歩いてこられなかった。で来ていただくのは2年でしょう。来てもらって内容を大体、この柏のこともわかって内容もわかったら2年ぐらいたっちゃうじゃないですか。だったら最初からそういう部門にいた方を来ていただくような努力をしなかったんですかって言ったら、市長が、いや、相手の都合もあるとかおっしゃったから、じゃそういう方が見つかるまで待つという、そして内部を強化して頑張るという道もあったんじゃないですかって聞いているです、市長、そんなに感情的に怒って答弁する内容じゃないと思うんですけど、そういう議論はしたんですか。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) まあ野村さんのお考えはよくわかりましたから、野村さんがそうお考えになるのはそれは野村さんの考えだと思います。私はそうは考えません。(私語する者あり) ○議長(西富啓一君) 御静粛に。野村議員さん、何。 ◆27番(野村洋子君) 私は、そういう議論をしたのかと聞いているんだから、議論しなきゃしないでいいよ、したならしたって言ってください。 ○議長(西富啓一君) 答弁、市長。 ◎市長(本多晃君) 議論したって、だれとしたということですか。(私語する者あり)私はそんなことを職場の人間に言っておりません。私の考えで人事は行います。 ○議長(西富啓一君) 以上で質疑を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) 議事の都合により時間の延長をいたします。 ○議長(西富啓一君) お諮りいたします。 本3議案については委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 ○議長(西富啓一君) 議案第15号について採決いたします。 本案を原案のとおり同意するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり同意されました。 ○議長(西富啓一君) 議案第16号について採決いたします。 本案を原案のとおり同意するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり同意されました。 ○議長(西富啓一君) 議案第17号について採決いたします。 吉永満夫君を人権擁護委員候補者として推薦することに対する意見は、異議なしとするに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立全員であります。よってさよう決しました。                   〇 ○議長(西富啓一君) 日程第6、議員提出議案第6号から第8号までの3議案を議題といたします。          〔末尾参照〕 ○議長(西富啓一君) 提出者に趣旨説明を求めます。千葉清志君。          〔35番 千葉清志君登壇〕 ◆35番(千葉清志君) ただいま議題となりました議員提出議案第6号、第7号、第8号の3件につきまして、趣旨説明を申し上げます。まず第6号は、柏市議会議員定数条例の制定についてでありますが、本件は議員定数を36人に定めようとするものであり、議会運営委員会における協議を経て、36人とすることに賛同した7会派で共同提案をさせていただきました。次の第7号、第8号につきましては、全会派一致による提案であります。第7号は、柏市議会議員の期末手当の額の特例に関する条例の制定についてでありますが、この特例条例は任期中である平成15年1月から8月までの間に支給される例月報酬及び3月、6月の期末手当の総額について、今回の人事院勧告によるマイナス2.03%相当額を平成15年3月の期末手当から減額しようとするものです。次に、第8号は遺伝子組みかえ食品・イネに関する意見書についてでありますが、すべての遺伝子組みかえ食品について表示を義務化することと、遺伝子くみかえイネを承認しないことを求める意見書を政府に提出するものであります。条例案及び意見書の全文は、お手元に配付のとおりであります。何とぞ全員の御賛同をいただけますようよろしくお願いを申し上げ、趣旨説明といたします。 ○議長(西富啓一君) お諮りいたします。 本3議案については、質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 異議なしと認めます。よってさよう決しました。 ○議長(西富啓一君) 議員提出議案第6号については、討論の通告がございます。発言を許します。 賛成討論、川崎儀一君。          〔28番 川崎儀一君登壇〕 ◆28番(川崎儀一君) 日本共産党の川崎儀一です。私は、日本共産党柏市会議員団を代表いたしまして、ただいま議題となりました第6号について意見を表明したいと思います。お断りいたしますが、私はこの問題の質疑を求めました。質疑が認められなくて、討論ならいいということであります。これは私は極めて異例、不当なことだと思います。何となれば、第6号については私は共同提案にはなっておりません。その次の2つの問題については、7号と8号については共同提案をしております。ですから、これは討論は認めるけれども、本会議で質疑は認めないなんていうことは極めておかしなことであります。しかし、私は議会運営の中での多数のことでありましたから、あえてそのことに譲って討論をいたします。私は、ここで提出者千葉議員、賛成者山中、青柳、山田、溜川、森田、浜井議員にそれぞれ認識を実はお伺いをしたかったのであります。議員定数は、議会の最も根底をなすものであります。根底をなすものですから、そこには哲学があり、考え方、もちろん決め方の定数は地方自治法で決められております。皆さんは議運で配られた人口30万から50万は46だということを無条件に信じていたでしょう。私はあの議運で2回48だと言いました。多くの人たちが46、地方自治法、今度の変わったので48ですよ。11月22日この議運で配られたこの中には30からは46と書いてある。私は48ということを2回発言をいたしました。この程度の認識でそれを前提にやるということ、それほど声を大きくして言わなくても、まず1つ皆さんの認識の根底にある問題を指摘しておきます。いいですか。柏市が、じゃ皆さんは36という議員定数を考えるとき、何を地方自治法は考えているとお考えですか。人口でしょう。つまり議員1人当たり市民が何人かということが大体ベースになっています。この今度の法律で出ているベースをみんな考えてみてください。5万から10万の人口のところは最低で言えば1,666人、議員1人当たり、多くても3,333人、これを超えてはいけませんよというのがこの法律。30万から50万の人口、これは柏市のでは46って、48ですからそれでいきますと、30万の人口で48の議席を定数にすれば、議員1人当たりでいいますと6,250人という数になります。そうですね、およそ6,250、50万で一番多い数になります。一番少ない数をとりますと1万416人、1万416人を超える定数はいけませんよと、だから上限、あとは減らすという決め方なんです。そういう数で見ていきますと、柏市が36に減数したときに私は反対討論をいたしました。その前にこれは昭和62年の3月議会であります。その前に政友同志会という当時の名前出しましたが、私がここで提案者の成島議員に言ったら、撤回しちゃったんです、1度は。そして出し直してきました。そのときの問題、一番何を皆さんは主張したでしょうか。議員定数を減らすことが一番財政的に寄与する、どうでしょうか。柏市は私が初めて議員に当選したときには40人、当時の議会費は柏市の歳出規模の中の0.9%、今日0.9%であります。何にも、36人になっても変わりません。もう1つ、よく今騒がれますから言いますが、費用対効果ということを言います。議員定数を費用対効果で考える一番の基礎になるの何でしょうか。議員1人当たり市民の数でしょう。そうすると、今柏市は人口32万人を超えている、36人の定数、すると議員1人市民は9,100人です。36人の定数を持っている自治体、全国幾つあるか御存じですか、皆さん。27市2区ありますが、柏市はその中でも上位、もう9,000人を超えているんです。36人に減数したときに一番最初柏市の財政規模は500億、今1,000億なんなんと952億。つまり議員1人当たりの仕事というものを費用対効果で、それだけ市政をチェックする意味でも非常に大きな役割を負っているんです。本来民主主義がギリシャの時代から直接民主主義が原則、それでは不都合だから代理制をとってきた、だから今それでは補い切れないから、住民投票制度なんていうことがしきりに言われているわけではないですか。私はそういう意味では基本的には議員の数は多い方がいい。しかし、法律的に決まっているなら48がいいということ、原則的な立場、しかしそれは地域の実情に応じなければならない。市民の声も聞かなきゃならない。だからそれは皆さん多ければ、それはそれとして認めようというのが、しかしここで議会運営や何かを考えていかなければなりません。柏市がもし36人で30万の人口だったら、常任委員会幾つ設置されると思いますか。法律上は6つですよ。36人が常任委員会6つをやるとしたら、1委員会6人です。委員長除いたら5人、5人で多数といったら3対2で重要なものをみんな決めなきゃならない。今柏市は4つしかありませんが、北部の問題や、第二清掃工場抱えている民生環境委員会、第二清掃工場から教育の問題、あるいは北部の問題で言えば建設委員会は水道事業から下水道から、ああいう問題やっていますか。やれておりますか。私が委員長やっている特別委員会は少なくとも毎月1回やろうということで委員会を開いて調査やっています。不十分であります。4回の定例会に1日、あと残された月やっても1年間12回、全国で特別委員会を設置して活動している平均回数は20日間であります。柏市の特別委員会はまだまだ調査、そういう点では活動が足りない。私はもっと活動しなければいかぬと思います。これこそが議会の活性化なんです。これこそが。そういう方向を踏まえて、しかし36人でもそれをやっていこう、こういうことが市民に投げかけなければならない。ただ数が少なければいい。多くの議員は頭数が減れば財政が豊かに、それだけ救う、そうなっていないのが現状ではないですか。私は、財政規模からも考えなきゃならない。柏市の財政の中の議会費がどれだけか、あるいは議員1人の報酬がどうか、さまざまな論じなければならない問題があります。こういう問題を総合的に認識を一つにして進んでいこう。それなのに46なんていうことを前提にしてやる。私は、これで本当に議会が市政をチェックをしていくことは到底できない。しかし、皆さんがこの数でいこうと、こういう意見を言って皆さんと、ああ、そうか、おまえの考えはそうか、そういうことをよく論じ、それを議運では賛成か反対か意見を言いなさい。議論しなかったじゃないですか。できるような運営じゃなかったじゃないですか。私はそういう意味で意見を開陳をし、それでも36というならば、私はそれはそれで今後の議会運営に、我々は議会運営の民主化や活性化を要求して、その具体的な提案をこれまでもしてまいりました。そういう意味での問題であります。笑い事じゃない、認識も持っていなくて。 ○議長(西富啓一君) 川崎議員に申し上げますが、ただいま上限定数が48人と申されましたけれども、15年1月1日施行の新自治法によりますと、46に変わっておりますので、議運ではそのような資料が出たことを申し添えたいと思います。(私語する者あり)そのとおりです。 以上で討論を終結いたします。 ○議長(西富啓一君) これより順次採決を行います。 議員提出議案第6号について採決いたします。 本案を原案のとおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西富啓一君) 議員提出議案第7号について採決いたします。 本案を原案のとおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西富啓一君) 議員提出議案第8号について採決いたします。 本案を原案のとおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(西富啓一君) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(西富啓一君) なお、本3件の取り扱いにつきましては議長に一任願います。                   〇 ○議長(西富啓一君) 日程第7、所管に関する事務調査の件を議題といたします。          〔末尾参照〕 ○議長(西富啓一君) 各委員長よりお手元に配付の印刷物のとおり、所管に関する事務の閉会中継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各委員長申し出のとおり、閉会中の事務調査を許可するに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(西富啓一君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 ○議長(西富啓一君) 以上をもって今期定例会に付議されました事件等はすべて議了いたしました。 閉会に当たり市長にあいさつを許します。市長本多晃君。          〔市長 本多 晃君登壇〕 ◎市長(本多晃君) 平成14年第4回定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。去る11月29日から21日間にわたり各案件につきまして慎重なる御審議を賜り、ここに全日程を消化するとともに、全議案の議決をいただきましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。さて、公設市場における井戸水事故につきましては、関係者の皆様に多大の御迷惑をおかけしましたことを改めておわびを申し上げます。今議会においてその損害賠償など専決処分しましたことを御報告させていただきましたが、現在も残りの3業者と損失補助について協議を続けております。一日も早い解決に努めるとともに、協議が調い次第速やかに支払いを済ませたいと考えております。これにつきましても専決処分とさせていただきたいと考えておりますので、議員各位には特別の御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。また、つくばエクスプレスの新駅の名称につきましては、先ほど特別委員会委員長さんから御報告がありましたように、つくばエクスプレス新駅駅名検討委員会から12月16日にその検討結果の報告を受けました。北部中央駅は柏の葉キャンパス、北部東駅は柏たなかとそれぞれ命名をいただきました。周辺の環境や歴史に由来をしたいい名前だと思います。委員の皆様にお礼を申し上げますとともに、この検討結果を市の案として年内に千葉県を通じて首都圏新都市鉄道株式会社に推薦する予定です。なお、本定例会の審議の過程におきまして議員各位から寄せられました御意見、御要望、御指摘につきましては、各部におきまして十分検討し、今後の業務に生かしてまいりたいと思います。また、今後の市政運営につきましても万難を排してまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。 平成14年もいよいよ押し迫り、大変ことしは寒い年となっております。年末年始に向け議員各位にはなおお忙しい中、十分健康に御留意をされ、輝かしい新年をお迎えになられますことを御祈念を申し上げ、甚だ簡単でございますが、閉会に当たってのあいさつといたします。どうもありがとうございました。 ○議長(西富啓一君) 去る11月29日から本日までの各位の御労苦と御協力に対し、深甚なる謝意を表します。寒さの折、しかも多忙をきわめます年末でございますので、どうぞ御健康に留意され、よいお年を迎えられますことを御祈念申し上げます。 これにて柏市議会平成14年第4回定例会を閉会いたします。             午後 5時10分閉会...